横浜美術館図書館前のコンバージョンEVフェスティバルにて、マン島TTを走った初音ミクの痛単車ことEV単車TT零13が展示されるというツイートを見た。
ちょうど近くで時間もあったので、見に行ってきた。走っている様子は見られなかったが、展示は見る事ができた。
場所は、横浜美術館前の広場。
そんな電気自動車の展示が並ぶ一画に、初音ミクのイラストが目立つ展示が。
マン島TTレースの電動バイククラスのために開発された電動バイクTT零13の展示。
今年のマン島TTレースには、初音ミクのイラストが描かれたデザインで参戦ということで、初音ミク/ボカロ界隈でも話題になった。私も、それで知った。
初音ミクのイラストが使われたパラソルも、横に置かれていた。
TT零13の全体像。開発者の方が話かけてくれたので、素人な質問を色々聞いたのですが、丁寧に答えてくれた。
電動バイクは、ガソリンエンジンのバイクと違って、まだ発展途上の領域で、標準的な設計というのがない状況で、色々と試行錯誤しながら作っているとのこと。TT零13は、モーター2つが1つの軸を駆動する形式。ガソリンバイクだとエンジンタンクがある位置、そしてモーターの下部にも、バッテリーが詰まっている。
日本では、まだ電動バイクに取り組んでいるメーカーが少なく、このTT零13を開発した株式会社MIRAIは、日本での先駆け。大手では、最近になってホンダが取り組み始めたとか。
あと、初音ミクとコラボした理由も聞いてみた。ご本人が初音ミクが好きというのもあるが、電動バイクはエンジン音が出なくて静かなので、逆に音を付けたかったのが、その発端。そして、そんな音の象徴として初音ミクとコラボすることにしたとのこと。ただ、どんな音を付けるのが良いのか、どんな初音ミクの使い方なら受け入れらるか分からないので、音を付けるのは、まだやってないとの事。
その辺りの理由は、下記のスポンサー募集ページの「ではどうして初音ミクと電動バイクなのでしょうか?」にも詳しく書いてある。
2013スポンサー募集 | 電動バイクの開発と販売 | 株式会社MIRAI
同じボカロファンとして、初音ミクが好きだからという理由は嬉しい。音を付ける試みの方も、今後展開が何かあるのか、楽しみである。
ハンドル部分のアップ。電動でギアがないので、クラッチも無い。速度は、ギアを意識することもなく、純粋に加速とブレーキのみで調整するので、エンジンバイクとは違った走る楽しさがあるとのこと。
初音ミクのイラスト部分のアップ。
マン島TTレースを走ってきた証。レース前の技術チェックを通ると貼られるシールとのこと。
というわけで、TT零13を眺めたり、写真を取ったり、開発者にお話を聞いたりしてきました。
今後も、レースへの参加など電動バイクの活動は続けていくそうなので、影ながら応援したいです。