日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

夏祭初音鑑を見に行ってきた

ANGEL Project 旗揚げ公演 HATSUNE Appearance 『夏祭初音鑑』
昨年、八景島でプレビュー公演をやった「HATSUNE Appearance」が、パワーアップして帰って来たということで、会場のベルサール秋葉原に行ってきました。
会場周辺
HATSUNE Apperance、通称「はつあぴ」は、MMDを使った映像とEyelinerと呼ばれる投影技術を使ったステージ。透過スクリーンも何もない空間に、初音ミクが映って見える。ステージの背景にも映像が流れるので、立体感がある。八景島のプレビュー公演より、さらに規模も演出もレベルアップした、未体験のステージを楽しんできた。
物販
会場の外には、物販や展示もあり、ちょっとしたイベント会場の雰囲気。


ドミノ・ピザの出張販売
ドミノ・ピザの出張販売と初音ミク痛バイク2号の展示も。


Xperia feat. HATSUNE MIKUの展示
限定販売されるXperia feat. HATSUNE MIKUの展示。


会場内の看板
会場内に入った。


会場内の装飾
会場内には、うちわを使った和風な装飾も。


そして、肝心の公演は約90分のステージを3回見ました。1回目(15:30開演)は少し後方のステージ全体が見える位置から、2回目(18:00開演)は最前列の映像が細かく見える位置から、3回目(20:30)は特別演出を見ました。

まだ公演中なので、ネタバレを避けた感想を書いておきます。
まず驚くのは、その映像の存在感。「初音ミクがそこにいる」という一言に尽きる。ミクさんがそこにいて、歌って踊っていて、可愛くて、きれいだった。初音ミク達をすごく魅力的に見せてくれるステージでした。

個人的には、雨のSEで始まる曲の歌と踊り、衣装が可愛かった。自分のお気に入りの曲でもある。またアンコール後の曲で、アラーム音を振り切るように歌う表情が切なかったのが印象に残っている。初音鑑のコンセプト的には、この曲がハイライトなのだろう。最後のバラード曲、スポットライトを浴びて歌う姿も素敵だった。

日記に書きそびれていましたが、大阪ナレッジキャピタルでの公演も8/3(土)に見に行ってました。そこでも、その片鱗は見えていましたが、それよりも内容が充実した90分だった。

映像的には、前景と背景の二層の立体的な投影になっているのが面白かった。この奥行きのある映像を生かしたCG的な演出に、ライティングやレーザー光という物理的な演出が加わる。この立体的にCGと物理が混じりあう面白さは、実際に会場に行って肉眼で見ないと分かりにくいと思う。

ライブステージという事だけど、演奏はライブ演奏ではなく録音音源を流すという、ミクの日感謝祭やミクパなどのライブとは違うアプローチのステージ。私の感覚としては、MMDを使ったPVを見ている感覚に近い。
それを、モニターを通じて見るのではなく、自分がいる現実世界と同じ空間上に実体化されたのを見ている。それを、多くの観客と一緒に盛り上がって楽しんでいる。これは、ちょっとしたSF的な未来を体感している感覚。
多分、このステージの映像がBD/DVD化されても、ただのPVに近いものになって、その魅力は半減するんじゃないかな。

ステージの映像や写真の一部は、下記の記事から見る事も出来る。朝日新聞に取り上げられるというのも、また凄い話であるけれど。
朝日新聞デジタル:初音ミクがそこにいる! 3D公演「夏祭初音鑑」始まる


会場周辺で撮影した写真は、flickrにも上げました。
http://www.flickr.com/photos/natchamploo/sets/72157635216448329/

というわけで、夏祭初音鑑を大いに楽しんできました。