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音声合成キャラクターのバーチャル音楽フェス「VVV MUSIC LIVE」ライブレポート:第1部

vvv-music-live.com

live.nicovideo.jp

31名の音声合成キャラクターが集まったバーチャル音楽フェス「VVV MUSIC LIVE」を見ました。とても素敵で楽しい音楽フェスだったので、その内容や感想をライブレポートとしてまとめておきたい。

ただし出演者が31名もいて、コラボステージもあり、全キャラ・全曲について感想を書くのも大変なので、印象に残ったステージに絞ってレポートします。

この記事では、第1部についてレポートします。

オープニング:出演者31名全員による歌唱

オープニングは、出演者全員がステージに登場して、本フェスのテーマ曲「Virtual Voice Verse !」を歌う。

企業やプラットフォームの枠を超えて、これだけのキャラクターが1つのステージに集まって歌って踊っている。それだけで感激してしまう。

1人1人の歌声がちゃんと聞こえるし、カメラワークで1人1人大きく写る。お気に入りのキャラクターが登場する度に嬉しくなってしまう。

 

音街ウナ:VVV MUSIC LIVEのトップバッター

そして始まったVVV MUSIC LIVEのステージ、最初の出演者は音街ウナ。今回の出演者の中でGUMIやIAは大御所でトリを務める役割だと考えると、トップバッターはウナちゃんしかいないですね。今年で7年目を迎え、今も多くの楽曲が作られ、多くの人に愛されています。そんな彼女が最初に歌ったのは「Booo!」。

さすが浜松生まれのバーチャルアイドル、ステージ上でたくさん可愛らしく動き回る。そして、それを魅力的に見せるカメラワーク。色んな方向からウナちゃんを映したり、ウナちゃんの目線に合わせてズームアップしたり。

本フェス全体を通じて、特に素晴らしかったのは、このカメラワークでした。各キャラクターを魅力的に魅せてくれました。

キライ・キライ・ジガヒダイ!」では、「ゴミ踏み潰せばいいんでしょ」で踏み潰したり、ラップパートでメガフォン取り出したりと、演出も素晴らしく、MUSIC VIDEOを見てるかのようだった。

 

弦巻マキ:新規カバー・新曲で歌唱力を聴かせる

弦巻マキは「マーシャル・マキシマイザー」カバーと新曲「ブレス」で、そのSynthesizerV AI 弦巻マキの高い歌唱力を聴かせてくれた。

特に「ブレス」は、最初の歌声で強い印象を残してくれた。

 

桜乃そら : 17歳の貫禄の歌声

桜乃そらは歌唱ソフトとしてVOCALOID5が出ていますが、開発中のSynthesizer V AI 桜乃そらの歌声を使った楽曲が披露されると、事前に公式から告知がありました。Synthesizer V AI による「Rera」カバーとオリジナル曲「恋の呪文はソラソラ」を聴かせてくれた。

「Rera」の広大で民族調の曲を、迫力ある声で歌うそらさんに、ニコニコ生放送のコメント欄は「17歳の貫禄」という言葉で埋まった。

「恋の呪文はソラソラ」は、昭和の歌謡曲のような懐かしさを感じる曲で、可愛く楽しいパフォーマンスでした。

Synthesizer V AI 桜乃そらの発売が楽しみになる、そらさんのステージでした。

 

京町セイカ:歌って踊れる公務員、ふるさと納税PRも忘れない

京都府精華町の広報キャラクターであり、音声合成キャラクターでもある、ユニークな存在の京町セイカは、「ウラナク」「メガロポリス納税」を歌った。「ウナラク」は個人的に大好きな曲なので、この曲をセイカさんが歌いながらステージの上を動き回っているのが嬉しかった。

MCでは、ふるさと納税アピールをしてからの「メガロポリス納税」を歌い始める流れが面白かった。

タイトルとは裏腹にポップで楽しい曲。原曲MVの振り付けを再現してるのも良かった。

 

小春六花・夏色花梨・花隈千冬:小樽潮風高校の3人組

小春六花はアップデートされたボイスライブラリでより自然になった歌声で公式デモ曲「AIのカタチ」を歌い、夏色花梨は代表曲とも言える人気曲「空回りライブラリ」、花隈千冬は公式デモソング「先生あのね」を歌った。

MCでは3人が「先輩」「一年生」とお互いを呼んでいて、まさに高校生活を送っている3人の会話だなあというリアル感があった。

最後には3人で「季節交差点」を歌う。3人の振り付けの違いに性格が出ていたり、3人が向かい合って歌っている光景が、素敵だった。ステージの周りを回りながら映すカメラも良い仕事。

 

小春六花・弦巻マキ・東北きりたん・音街ウナ : 小学生2人と高校生2人による4人組コラボ

小春六花・弦巻マキ・東北きりたん・音街ウナの4人によるスペシャルコラボで、「神のまにまに」をカバー。近所の小学校や高校に通う仲良し4人組が一緒に歌ってる感があって、歌声も振り付けも4人4様なのが微笑ましい。

きりたんとウナちゃんが向き合って、ウナちゃんがリードしてきりたんに動いてもらおうしてるのも、2人の性格や関係が見えて良かった。

 

波音リツ:MCは苦手だが、歌唱力は抜群

架空のボーカロイドとして生まれ、今ではUTAUやENUNU、VOICEVOXなどの音声合成を公開している波音リツ。「月光ラプソディ」のカバーと、オリジナル曲「GraveKeeper」を歌った。

MCでは「盛り上がってますか?MCが苦手な私は今から盛り下がります」などと、独特のMCが可笑しかった。

「GraveKeeper」は、歌唱合成である波音リツの物語を歌った名曲。その名曲を、新しいAI歌唱ENUNUを使ったパワフルで自然な歌声で響かせた。

この曲に思い入れのある私にとっては、この歌声に感激した。

 

GUMI:第一部のトリ、クールな歌唱とダンスを披露

VVV MUSIC LIVEの出演者31名の中では一番長く活動しているGUMI。2009年にVOCALOID2版が発売されて以来14年の活動実績と、100万再生以上のVOCALOID伝説入り楽曲を多く持つ大ベテランです。

GUMIは第1部のトリとして、「ECHO」「酔いどれ知らず」と、どちらも100万再生を超える名曲・人気曲を歌いました。「ECHO」は原曲とは違う歌声で、VOCALOID 6 AI 歌唱だったかもしれません。

クールな歌唱とキレのあるダンスで、カッコいいGUMIさんを堪能できたステージでした。

 

第1部終了

13時に開演、15時頃に第1部は終了。2時間ほどの公演でしたが、どの出演者のステージも魅力的で、2時間があっと言う間でした。

ネット配信のライブでしたが、ニコニコ生放送のコメントでみんなの反応もリアルタイムで見られるのも楽しかった。

今回初めて聴く音源も多く、各キャラクターの歌声を楽しみました。ダンスや振り付け、ステージの照明、カメラワークも良く、ライブ映像としても素晴らしかった。

 

第2部ライブレポート

第2部ライブレポートへ続きます。

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