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音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

じん(自然の敵P)ワンマンライブ「ライブ・イン・メカクシティ」に行ってきた

ボカロPのじん(自然の敵P)さんの初となるワンマンライブ「ライブ・イン・メカクシティ」に行ってきた。
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じんさんの曲は、「空想フォレスト」「如月アテンション」「ワールド・コーリング」などいくつか好きな曲があり、ゲストボーカルも豪華、会場が横浜BLITZで近いということで、行ってきました。
以下、ライブの感想を書きますが、曲と小説で綴られる物語「カゲロウプロジェクト」はあまり詳しく知らないので、物語をよく知るファン「メカクシ団」の人はまた違った感想を持つかもしれない。
ライブの内容としては、ドキ生のようなファン主催のボカロライブを企業レベルのクオリティでやったような感じ。じんさんの楽曲やカゲロウデイズの世界観を、豪華なゲストのライブ演奏、ライトやレーザー光、バックへの映像投映などによるステージ演出で楽しむステージでした。MCもアットホームな感じで、観客からの呼び掛けにじんさんやゲストが答える場面もしばしば。

フロアは人で一杯で、後ろの方に少し空間がある程度のほぼ満員状態。横浜BLITZの収容人数は1階スタンディングで1400人なので、それくらいは集まった模様。

進行は、ゲストボーカルを迎えて2〜3曲を演奏して、また次のゲストボーカルを迎えるという形式。最初のボーカルは、ONEさん。「チルドレンレコード」「如月アテンション」を伸びやかな可愛いらしい声のボーカルで歌った。
続いて、田口囁一(感傷ベクトル)さん。「空想フォレスト」の男声ボーカル版はちょっと新鮮だった。
その次は、人間のゲストボーカルは登場せず、カゲロウプロジェクトに登場する、電脳的な存在のキャラクターであるエネが登場した。ステージ上方の左右に透過スクリーンを吊るして、そこにCGモデルを投影して、エネが歌って踊った。電脳的な存在なので、浮遊したり、左右のスクリーンを一瞬で移動したりしてた。歌の音源は原曲通り初音ミクを使用。
その次のボーカルは、MARiAさん。MARiAさんをゲストに呼ぶきっかけになった夜咄ディセイブでのボーカルが印象に残った。そのきっかけというのは、この曲を歌ってみた動画をMARiAさんがニコ動に上げた事だったとのこと。夜咄ディセイブのダブルドラムでのドラムソロバトルも大きな見せ場だった。
その次は、奥井亜紀さんが登場。奥井亜紀さんの歌声は初めて聴いたけど、その綺麗な歌声が素晴らしかった。奥井亜紀さんを呼んだのは、じんさんが昔見ていたアニメ「魔方陣グルグル」のテーマ曲が好きで、それを歌っていたのが奥井亜紀さんだったからとのこと。あこがれの人と一緒に共演できるとあって、じんさんはMCでしきりに緊張していると話していた。それにしても、ボカロPがメジャーデビューして、あこがれの人とコラボしたり共演したりするのは、ボカロPの夢物語の1つのような気がする。
最後のゲストボーカルは、ナノウさん。ナノウさんのステージは何度か見たことがあるけど、やはりこの人のややかすれたようなボーカルはカッコいい。

それにしても、今回のじんさんのライブの観客層は本当に若く、女性率が高かった。ボカロPのライブは大概そういう傾向なのだけど、今回はさらに輪を掛けていた。男子も一部いるけど、中高生あたりと思われる女子が圧倒的に多かった。男性アイドルのライブコンサートに来たかのようだった。母娘で、娘が小学生と思われる二人組ももちらほら見かけた。
あと、黄色い歓声も凄かった。何か演奏するたび、MCで話すたび、黄色い歓声が聞こえる感じだった。悲鳴のような声も聞こえたり。

そんな若い観客層は、じんさんのボカロ曲がきっかけでライブに来たのだろうけど、もしかしたらライブに来ることが初めての人も少なくなかったかもしれない。今回のライブで、ボカロだけでなく、生演奏や人間の歌唱の魅力にも気付いてくれたら嬉しいなと思う次第。

そんなことを思ったじんさんのライブでしたが、私も、ゲストボーカルとバンド生演奏によるステージが楽しかった。 特に、奥井亜紀さんの綺麗な歌声に感激して、ナノウさんのカッコいい歌声にしびれた。