日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

ANTHEM渋谷公演「やっぱりIMMORTALは燃えるな」

ANTHEMの渋谷公演「IMMORTAL TOUR〜SPECIAL NIGHT〜“Seeing is believing”」に行ってきました。坂本英三がライブ中のMCで「やっぱりIMMORTALは燃えるな」みたいな事を言ったのですが、まさしくそれを実感したライブでした。
この渋谷公演の内容は、なんと「ETERNAL WARRIOR」と「IMMORTAL」の2枚のアルバムを再現(アルバムと同じ順番で演奏)するというもの。アルバム1枚を再現するライブは聞いたことがあるが、アルバム2枚なんて聞いたことがない。だって、2枚合わせて全21曲だよ。ほんと、愛すべき馬鹿です。大人げないです(笑)(褒めてます)。まぁ、それだけこのアルバム2枚の内容やバンドの演奏能力に自信があるから、こんな事ができるんだろうな。
会場はSHIBUYA BOXXで、収容人数280名のやや小さめの会場。そのせいもあって、バンドと観客の距離がかなり近い。そんなに前にいたわけではないのだけど、坂本英三の顔の汗もはっきり分かるほど近い(笑)。
ライブは「ETERNAL WARRIOR」を再現する1部と、途中15分休憩をはさんで、「IMMORTAL」を再現する2部という構成。1部も盛り上がったけど、やっぱり「IMMORTAL」を再現する2部の方が一番盛り上がりましたね。疾走感もメロディもあるライブ映えする曲が多いというのもあるけど、曲順も良いんだよね。オープニングの「IMMORTAL BIND」から「SOUL MOTOR」「MOB GROOVE」「IGNITE」「THE BEGINING」まで、息つく間もなく駆け抜けて、適度に変化を与える「FREAK OUT」「INSOMNIA」「UNKNOWN WORLD」でつなぐ。再び攻撃的な「BETRAYER」で盛り上げて、メロディが印象的な「ECHOES IN THE DARK」をはさみ、パワフルな「ROAD TO NOWHERE」でさらに盛り上げて終わる。ライブでこのまま使う事を考えてアルバムの曲順を決めたんじゃないかと思うほど、素晴らしい曲順。
バンドの演奏も相変わらず安定して良いパフォーマンスをしてました。ボーカルの坂本英三は、パワフルに歌い上げたり、観客を煽って盛り上げたり、MCでは笑わせてくれたりと、いつものように見事なフロントマンの役割を果たしてました。ギターの清水昭男は、きっちりギターソロを決めてました。「INSOMINIA」では紫色のギターを弾いてたけど、ルックスが良いから、これがまた絵になる。ドラムの本間大嗣は、凄まじくパワフルで、それでいて安定感のあるドラミングをして、バンドサウンドの屋台骨をしっかり支えてました。あのドラミングは、相当体力消耗すると思うのだけど、すごいよなぁ。ベースでリーダーのミスターANTHEMこと(笑)柴田直人は、「BETRAYER」であの凄まじいベースを聴かせてくれました。そういえば、今日のライブではリーダーのMCがなかったような気が・・・。ちょっと残念。
英三がミネラルウォーターの入ったペットボトルを何回か観客に投げてたけど、ちょうど私の目の前にペットボトルが飛んできた。でも、私より背の高い、目の前の人がしっかりキャッチしてしまいました。残念・・・。
今日の演奏はどれも良かったけど、個人的にお気に入りの「SOUL MOTOR」がカッコ良かった。やっぱり速い曲は良いやね。あと、アンコールの「RUNNING BLOOD」も最高に盛り上がって良かった。やっぱりみんなで合唱できる曲はライブでは必須ですな。
「ETERNAL WARRIOR」から10曲、「IMMORTAL」から11曲、アンコールは「RUNNING BLOOD」1曲の計22曲という長丁場のライブでしたが、本当に素晴らしく、目一杯楽しんできました。その代わり、思いっきり振った首と腕が痛いのはお約束ですが・・・(笑)