日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

ANTHEMのツアー "Destroy The Boredom" 川崎公演

行ってきました。全曲激しい曲のみで、バラードとかは一切なしという攻撃的なセットリストで、とても熱いライブでした。MCやアンコールで小休止はあるけど、2時間以上ぶっ通しなので、メンバーも大変だったと思うけど、メンバーに負けじと腕を振り首を振ってた私も疲れました。でも「ANTHEMと一緒に2時間やり通したぜ」みたいな妙な達成感のあるので、心地良い疲れです。
いつものごとく、思いつくままにライブ中の出来事を書いてみます。
セットリストは、Sラバさんが日記(id:s-raba:20060722)に書いてくれているので、そちらを参照のこと。ONSLUAGHT、ETERNAL WARRIOR、THE VOICES、BOUND TO BREAKなどなど、激しい曲が続きました。もちろん先行シングル「イモータル・バインド」からの2曲もやりました。
そういえば講演開始前に、「IMMORTAL BIND」のプロモーションビデオが上映されてました。既にあちこちでオンエアされてたりするようですが、私が見たのはこれが初めて。色々手の込んだPVになってますが、ボーカルの坂本英三がペンキまみれになるシーンがあったりする。そのときに私の後ろにいた誰かの会話「なんか楽しそうにやってるね」に激しく同意。ライブ中のMCで、誰もかわいそうだと言ってくれないと坂本英三本人が嘆いていましたが、私も楽しんでやってるようにしか見えなかった・・・(笑)
8/30に発売されるアルバムからの新曲も、先行シングルの曲を除くと、3曲やってくれました。「SOUL MORTOR」と紹介された曲は、ANTHEMには珍しいタイプの疾走曲。うまく説明できないけど、勢いで疾走しているような感じ。もう一つの曲は、タイトルが思い出せないけど、メッセージ性のある歌詞とメロディが印象的な曲。もう一つはアンコールで演奏した曲だけど、ギターのフレーズがなんだかHELLOWEENあたりのジャーマンメタルっぽかった記憶が。今度のアルバムは、メタル寄りの曲調が多いんでしょうか・・・?
ボーカルの坂本英三はステージの端から端まで走り回りながらシャウトしてるし、本間大嗣は力一杯叩く姿を見せながらも安定したドラミングだし、清水昭男はあまり動かないけどギターとルックスで存在感を示しているし、柴田直人もベースやコーラスでしっかりと演奏を支えてるし、ステージの上はいつものANTHEMでした。なかでも英三は、MCを噛んだり、ギターソロ中の昭男を抱えてステージ中央へ運んできたり、直人の頭にミネラルウォーターをかけたりと、愛すべきフロントマンぶりを色々発揮してました(笑)
最後は、RUNNING BLOODとWILD ANTHEMで閉めました。もちろん両方とも、観客も一緒に大合唱です。こういう、みんなで歌える曲って良いよなぁ。そういえば、ANTHEMのライブと言えば火柱らしいですが(笑)、今回もオープニングやエンディングで多用されてましたね。熱い熱い。
アンコールは3回。普通のライブなら、あっても2回までなのに、このバンドは3回がデフォルトになりつつあるような・・・。しかも、今回はアンコールでもバラードとかは一切なしで、激しい曲のみ。アンコール2回目では、観客からのリクエストがあったとかで、これまた激しい「STEELER」をやってくれた。「限界はないのさ そいつを打ち破れ」という歌詞が、このライブのことかと思った。メンバーも観客もどこまで続けられるか、限界に挑戦してるかのよう。3回目のアンコールは「BLEEDING」で終了。その後も、一部の観客が4回目のアンコールを期待して手拍子してたけど、さすがにそれはありませんでした。
というわけで、とても熱い熱いライブでした。こういう攻撃的な曲のみという特殊なセットリストでライブができるのも、たくさん曲を持っていて、年に2回以上というペースでライブをしているからなのだろう。1年や2年に1回とかじゃ、こういうことは難しい。そう考えると、あらためてANTHEMというバンドは凄いなぁ、と思う。あと今回のツアーは、いつもよりパワフルな曲が多いと思われる新作アルバムを抱えての次回ツアーのための布石なのでは?とも思っている。この激しいライブでANTHEMや観客の限界を見極める、もしくは予行演習をしておこう、という狙いがあったのではないかと思っているんだけど、深読みし過ぎかなぁ?
それにしても、2時間ずっと激しく腕を振って首を振ってたので、さすがに疲れました。すでに首や肩が痛くなり始めてます。明日になって、もっとひどくなってなければ良いのですが・・・。