VOCALOIDコンピレーションアルバム「花」

ニコニコ動画などに曲を公開しているアマチュアアーティストによるVOCALOID曲を集めたコンピレーションアルバム。

帯の「人外の謡声 量子ノ花ト散レ」というフレーズが、ソフトウェアによる合成音声で歌うVOCALOIDらしくて良いね。

今日発送しましたというメールが届いたのを外出先で確認して、明日には届くかなー、とか思っていながら家に帰ったら、ポストにメール便速達で届いていてビックリ。早速聴いてみました。

「和」がテーマということだけど、似たような曲調にならず、各アーティストの個性が発揮されていて素晴らしいです。お気に入りのアーティストが参加しているので、ちょっと色眼鏡入っているかもしれませんが、どの曲も完成度の高い良曲揃いなので、VOCALOID名曲集として聞くことも出来る。
個人的には、6曲目から10曲目までの曲がどれもお気に入り。童謡のような懐かしさを感じるメロディのトラボルタさんの「月へ行ったうさぎ」、初音ミクと鏡音リンのハモりが美しいはややさんの「夢みることり」、メロディックスピードメタルに乗せて人形浄瑠璃を歌うデッドボールＰさんの「曾根崎心中」、切なく美しいパワーバラードのゆうゆさんの「桜の季節 -separation-」、躍動感のあるリズムと美しいメロディのある風見レンさんの「月花ノ歌姫 〜蒼〜」と、終盤5曲は息つく暇がない。

花

同人ショップやイベントでの販売ではなく、一般の人でも気軽に購入できるようにと、Amazonで通販できるようにしたのも興味深い試み。一時期、予約システムにちょっとトラブルがあったようですが、アマチュアアーティストによる良質なVOCALOID作品を一般流通に乗せる試みとして評価したい。

このアルバムの特設サイトはこちら。試聴もできます。