日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

LOUD PARK感想

忘れないうちに、LOUD PARKで良かったバンドとか、印象に残ったバンドを見た順番に紹介。
まずは1日目。id:NAT:20061014#p1と感想がかぶります。

HARDCORE SUPERSTAR
未聴のバンドだったが、エネルギッシュなロックン・ロールが好印象。ボーカルがロック・スター然として、ステージも華やか。曲もなかなか良かった。
DRAGONFORCE
馬鹿馬鹿しいまでの超高速スピードと速弾きギターはさすが。ギターソロには思わず真剣に聴き入ってしまう。でも個人的には、このバンドのここ最近の楽曲とボーカルにちょっと不満を感じる。肩にかけるタイプのキーボードとギターのフォーメーションは、なかなかカッコいいと思った。ドラえもんギターは、ちょっとどうかと思ったが(苦笑)。
BACKYARD BABIES
これも初めて聴いたバンド。割とオーソドックスなロックン・ロールなんだが、メロディがキャッチーで素晴らしい。ステージングも派手に動き回ることは少ないが、しっかり演奏を聴かせるという貫禄みたいなものを感じた。この日聴いた中では、このバンドの演奏が一番気に入った。今度、CD買って聴いてみたい。

FAIR WARNINGの東京公演に行ったので、1日目聴いたのはこれだけ。LOUD PARK OFFICIAL LIVE REPORTを見ると、やっぱりANGRAMEGADETHのステージも見たかったなぁ。アルバムは持ってないけど、ARCH ENEMYANTHRAXもちょっと聴いてみたかった。FAIR WARNING行ったのは後悔してないけど、1日会社休んで、東京の代わりに名古屋か大阪の公演に行って、この日はLOUD PARKに専念しても良かったかも。

続いて2日目。

WITHIN TEMPTAION
このバンドは女性シンガーのシャロンに尽きちゃいますね。黒いTシャツのバンドメンバーに囲まれて、ただ一人純白のドレスなのは、本人のルックスもあってかなり目立つ。シャロン目当てのファンもいるんじゃないだろうか。曲の方は、ゴシック調の荘厳な感じのサウンドをバックに、メロディアスのソプラノ・ボーカルが歌うというもので、シャロンの腕を妖艶にくねらすパフォーマンスと合わせて、独特の妖しい雰囲気を作り出してました。なんというか、別世界でしたね(笑)

このあと、ハードコア系とかエクストリーム系と言った方が良いのかな、私のあまり聴かない系統のバンドが続いた。最初の曲だけちょっと聴いたりしたけど、正直私にはあまりピンとこなかった。

HATEBREED
これも聴いた事のなかったバンド。ハードコア系のバンドらしいが、これはなかなか良かった。バンドの全メンバーが一体となって作り出すギターリフサウンドのパワーは圧巻。音の塊が襲ってくる感じ。ギターリフもオーソドックスなメタル寄りのものが多く、結構聴きやすかった。私は終盤の2曲くらい聴いただけなのが惜しい。最初から聴いておけば良かった。
IN FLAMES
最新アルバムからの激しい曲をたくさん期待していたからかもしれないけど、個人的にはちょっと不完全燃焼気味。TAKE THIS LIFEが聴けたのは良かった。メロディアスな曲が結構多かったけど、ボーカルがちょっと聞こえにくかった。バンドの演奏とは関係なく、私の立ち位置とかマシンの問題かもしれないけど、それがちょっと残念。
CHILDREN OF BODOM
終始激しい曲中心で飛ばして、かなり楽しめた。やっぱり、メロディアスなギターのある速い曲は良いやね。ヤンネのキーボードが、鍵盤を観客の方に向けて倒してあるのが面白い。キーボードを弾く指が見えるし、ギターとキーボードが並んでツインソロを弾いているのが絵になる。
DIO
初めてロニー・ジェイムズ・ディオの声を生で聴いたけど、良い声ですねぇ。純粋にカッコいい。他の参加しているバンドに比べたら、オーソドックス過ぎるほどのハード・ロックですが、曲や演奏の魅力は決して負けてない。というか、やっぱり私はこういうオーソドックスな方が好きだわ。ギターやドラム、キーボードのソロが長い気がしましたが、もしかしてボーカルの休憩タイムも兼ねてる?。まぁ、LONG LIVE ROCK'N'ROLLのようなクラシックな名曲も聴けたし、円熟したロニー・ジェイムズ・ディオのボーカルを堪能できました。
SLAYER
実はアルバム持ってないので、曲は全然知らなかったのだけど、ただただ怒涛の演奏に圧倒されました。バンドが一体となって、速いギターリフやドラムで一部の隙もなく攻撃してくるのが凄い。帝王と言われる偉大さの片鱗を見せられた気がします。私もこの頃になるとかなり体力を消耗してたのですが、この素晴らしい演奏に応えるべく、精一杯腕を振り上げてました。このLOUD PARKを閉めるのにふさわしい演奏でした。

そんなわけで、2日間に渡るフェスティバルでしたが、かなり楽しかったです。私がよく聴く正統派ヘビィ・メタルやメロディック・パワー・メタルとは違う系統のバンドがほとんどで、曲も聴いた事のないバンドが大半でしたが、素晴らしい演奏を聞かせてくれたバンドは、曲を知らなくても十分に楽しめました。もしかしたら、上で挙げたバンドはメタル色が強いから楽しめた、というのもあるかもしれないけれど。
こういうロック・フェスティバルは初めてでしたが、また来年もメタル・バンドを集めてフェスティバルをやるなら、絶対に行きたいですね。まぁ、出演バンドやチケット代次第という面もありますが、お気に入りのバンドや有名バンドが3つ4つ出るなら、行きますね。よく知らないバンドの演奏が聴ける、という貴重な機会でもありますし。今まで聴いた事のなかったBACKYARD BABIESとHATEBREED、SLAYERあたりには興味を持ったので、今度アルバムを買おうかと思ってます。