日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

EDGUY「ROCKET RIDE」

「ちくしょう、好き勝手やりおって。でも、どの曲も魅力的だから文句も言えん」とか思ってしまうアルバム。もはや、ジャーマンメタルとかメロディック・パワー・メタルとか、そんな定型的な音楽スタイルでなく、ただヘビーメタルとしか呼ぶしかない音楽性に向かっているEDGUY。枠にはまったことが嫌いらしい彼らは、オープニングに8分のミドルチューンを持ってきたり、ラスト2曲におちゃらけた歌詞の曲を持ってきたり、ダウンチューニングの今時なサウンドの曲のあとに、古風なハードロック風味の曲を持ってきたりと、やりたい放題。そういう意味では、ちょっと焦点の定まらない印象も受けるが、どの曲も質が高く、様々な魅力を持った曲が楽しめる。タイトで隙のない演奏もさすが。
今のところ一番印象に残っているのは、アコースティックなバラード風のオープニングからパワフルなサウンドが展開されるミドルチューンの「The Asylum」。ドラマティックな展開と印象的なコーラスが良い。EDGUYの魅力はスピードチューンよりミドルチューンにあると以前から思っていたが、それを再認識。
初回限定版のDVDに収録されていた「Superheroes」のプロモーション・ビデオは、コメントするのもバカらしく思えるほど、バカっぽい内容(笑)