日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

好きと固執

ちょっと哲学めいた話を。
昨日聞いたJUDAS PRIESTのアルバム「BRITISH STEEL」には、発表当時の解説が書いてあり、伊藤政則がこう書いている。

いまだに『運命の翼』に固執しているファンが多すぎる。好きと固執は違う。時すでに80年に突入しているというのに74年の彼らを回想し、6年前から感性がストップしているファンは正直いってこのアルバムを聴きこなせないだろう。

これはヘビィ・メタルという新しいサウンドを確立したこのアルバムを評した解説であり、「運命の翼」はハード・ロックの名盤として評価されたJUDAS PRIESTのアルバムである。ここで私は「好きと固執は違う」という言葉が印象に残った。音楽に限らず、一般的なものの考え方にも当てはまるのではないかと思った。
今までの事にこだわりすぎて「こっちの方が良かった」とか「そんなのは駄目だ」とか「これしかない」というふうに「固執」してしまうと、本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。もちろん何のこだわりもなく、あれもこれもと受け入れてしまうのも問題だけど、最初から否定してしまうと、良いものに気づかないかもしれない。
休みの日、音楽をなんとなく聴きながら、そんなことを考えたりした。