LOUD PARK 12 : OFFICIAL SITE
2006年以来、毎年恒例になっているメタル系音楽フェスLOUD PARKに今年も行ってきました。
昨年に引き続き、今年も1日開催となってしまいましたが、今年は参加アーティストが豪華で、楽しいメタルフェスになりました。
入場後
入場後、オープニングで毎年司会者をやっているサッシャさんのMCを聞く。サッシャさんが会場の観客に、どこから来たかや、会場に来た時間を聞く。北海道や沖縄から遠征して来た観客もいるようで、遠くから遠征ですごいなあ、と思った。
その後、最初のCHRISTOPHER AMOTTのステージを見るが、あんまりピンと来なかったので、途中で物販に行くことにした。しかし、物販の行列が4階のアリーナ外周まで伸びてて、あり得ないほど長い。1時間以上待ちそうな気配なので、ステージを見るの優先して、物販はあきらめることに。
早めの昼食としてケバブ・デラックスを食べ、HIBRIAのステージに備える。
HIBRIA
ステージが始まる前から、HIBRIAのメンバーが音声チェック。この時点で、待ちきれない観客が手拍子打ったりして盛り上がってた。
ステージが始まると、全力全開の王道メロディックパワーメタルが最高だった。徹頭徹尾速い曲で、ユーリも金切りハイトーンボイスを聞かせる。 こっちも全力で腕を振り、首を振り、全身汗だくに。
DragonForce
HIBRIAの余韻が抜けぬまま、DragonForceのステージを見る。爆速な演奏がすごかった。以前もLOUD PARKで見た時は演奏が不安定だったが、今回はそんな事は無く安定してた。
新しいボーカルは声が少し苦しい所もあったが、中音域から高音域まで歌いこなせてた。ライブでも歌をきちんと聞かせられるようになったのは、このバンドにとっては大きいと思う。良いボーカルを見つけたものだ。
CRYPTOPSY
とにかく演奏の手数が半端なく、凄かった。ドラムの音もでかい。そして、フロアにできたサークルもでかかった。 目の前にサークルが出来て、中を走る人の風が自分まで届いたのは、初めての経験かもしれない。
SONATA ARCTICA
SONATA ARCTICAは初期の頃の曲は好きなのだが、ライブでは最近の曲中心と聞いてたので、そのステージを見ずに、早めの夕食を取っていた。アリーナの扉の近くで座っていたので、扉から漏れる演奏を聞きながら、夕食を食べていた。
で、ステージの終盤に1stアルバムの「FULL MOON」のオープニングが流れてきた。この曲はお気に入りの曲なので、これはステージを見なければと、夕食を口に押し込んで、アリーナに入った。
正直言って、SONATA ARCTICAはライブで演奏や歌があまり上手いわけではないのだが、お気に入りの曲である「FULL MOON」と「DON'T SAY A WORD」が生演奏で聴けたのは嬉しかった。
SONATA ARCTICAのステージのあったBIG ROCK STAGEは、次のIN FLAMESの演奏後はHELLOWEENが登場する予定だった。HELLOWEENはステージ近くで見たかったので、BIG ROCK STAGEのステージ前エリアに移動しようとしたのだが、入場制限がかかってて、前のSONATA ARCTICAの観客が出ないと入れない状況になっていた。その割には出口の通路が狭くて、前の観客を出すだけでも時間がかかる。この人の導線のまずさは毎回感じる事なのだが、なかなか改善されないなあ・・・・。
HELLOWEEN
フェスに来る客層を意識してか、往年の名曲中心のセットリスト。長い間このバンドを聞き続けている私にとっては、夢のような名曲の連続で、最高に楽しかった。
2曲目で、いきなり「EAGLE FLY FREE」が来たときには一気にテンションが上がった。そして、個人的にHELLOWEENで一番思い入れのある曲「POWER」の演奏が始まったときには、さらにテンションが上がった。まさか、この曲が生演奏で聴けるとは思ってなかったので、嬉しい驚き。
アンディ・デリスのボーカルは、お世辞にも良くないと言うか、毎回のライブがこんな感じなので、半分あきらめているのだけど、新曲「BURNING SUN」は結構歌えてた。
その後、「I'M ALIVE」「FUTURE WORLD」「I WANT OUT」と名曲のオンパレード。こんなに名曲出し続けて、下手に最近の曲を入れると盛り下がってしまうのではないかと、こっちが心配するくらい。結局、後半は往年の名曲だけでしたね。
個人的には、私がHELLOWEENを知ったのはアルバム「The Time of The Oath」からなので、そのアルバムから「POWER」と「STEEL TORMENTOR」を演奏してくれたのが嬉しい。
SLAYER
HELLOWEENのステージが終わり、大とりのSLAYER。ステージが始まる前、待ちきない観客からSLAYERコールが始まる。
そしてSLAYERのステージが始まった。やっぱり帝王SLAYERは帝王だった。ただただ、その強烈な音の迫力に圧倒された。曲や演奏の迫力もあるのだけど、とにかく音自体も大きい。その爆音にアリーナの床も振動し、ドラムの音は雷のように空気を震わせた。
HELLOWEENのステージが終わった時点で、かなり体力の限界に近かったが、SLAYERの演奏には体を動かさざるを得なかった。この素晴らしい演奏には、こちらも全力で答えなければならない、そんな気持ちもあったかもしれない。