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音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

初音ミクシンフォニー2022 大阪公演 ザ・シンフォニーホール へ行ってきた

初音ミクシンフォニー2022 大阪公演へ行ってきました。ボカロ曲をオーケストラで演奏するこの公演、会場は大阪ザ・シンフォニーホール、日本初のクラシック音楽コンサート専用ホールでした。

初音ミクシンフォニー|Warner Music Japan

www.symphonyhall.jp

オーケストラの生演奏が素晴らしかったです。パイプオルガンも良かった。

以下、感想をつらつらと。

全体の感想

自分の席が前の方だったというのもあるけど、ステージと観客席の距離が近い。楽器から聞こえる音の方向や奥行きが分かるし、繊細な響きも聞こえる。なんなら、指揮者の栗田さんが飛び跳ねたときの靴の音まで聞こえた(笑)。

バイオリンの音色はステージ向かって左から、ヴィオラコントラバスの低い音は右から、吹奏楽器や金管楽器は正面奥から、パーカッションはさらにステージ奥から聞こえてくる。パイプオルガンの音色は少し上の方から、オーケストラの向こう側から飛び込んできた。空間的に音を楽しめた。

バイオリンの音色も綺麗で、今回の演目で何度かあった、楽器のソロパートでの音色が映える。特に、上弦の月〜黄泉桜の弦楽器のソロ応酬、ソロとオーケストラの掛け合いは、綺麗な音色と合わせて素敵だった。

前半パート

公演は、公式ライブではコールが盛り上がる「shake it!」から始まった。華やかなオーケストラの音色の良さにすぐに気付く。

悪ノ娘」から「悪ノ召使」のメドレーはミクシンフォニーでの鉄板だが、パイプオルガンの音色も加わり、よりドラマティックに。「ヴェノマニア公の狂気」はスリリングな演奏が印象的だった。

「それがあなたの幸せとしても」は、主旋律をオーケストラの各楽器が引き継いでいき、その中にもパイプオルガンの音色が自然に入ってくるのが素敵だった。パイプオルガンの音色がオーケストラの後ろから飛び込んでいくので、音が綺麗に重なって聞こえた。

前半パートの最後は、「bad ∞ end ∞ night」シリーズメドレーで華やかな演奏で終了。栗田さんの指揮もノリノリだったように感じる。

後半パート

20分の休憩の後の後半は、小編成コーナーから。

木管楽器で「神っぽいな」。メロディに速いフレーズが多いので、演奏者が頬を膨らまして演奏しているのが見えて、演奏が大変そうに見えたり。音的には軽快で楽しかった。

「ショウタイム・ルーラー」は金管楽器の音色が華やかで、こちらもノリの良い演奏で楽しかった。

上弦の月」〜「黄泉桜」は、さっきも書いたけど弦楽器のソロ応酬が聴き所だった。第1バイオリン、第2バイオリン、ヴィオラのソロの応酬が素敵だった。第1バイオリンの首席がソロで主旋律を弾き、途中で主旋律をオーケストラが引き継ぎ、ソロが副旋律を弾く。そんな流れも綺麗だった。

本編最後は、オーケストラの音色がよく合う「glow」で締めた。

アンコール

アンコールは、samfreeさんの「闇色アリス」から。サントリーホール公演でも聞いた曲だけど、感慨深く聞いてた。

そしてサントリーホール公演と同様、「カンタレラ」〜「サンドリヨン」のメドレーが続く。この演奏は何度聞いても良いし、ザ・シンフォニーホールのパイプオルガンの音色で聞くのもまた素敵だった。

司会の下田麻美さんが「今年の初音ミクシンフォニー最後の曲」と紹介して演奏されたのは「メルト」。らーらららら♪のメロディをオーケストラで演奏するのが華やかで、今年の締めに相応しい選曲だったように思う。

まとめ

以上、初音ミクシンフォニー大阪ザ・シンフォニーホール公演の感想をつらつらと書いてみた。ボカロの歌声のない初音ミクシンフォニーでしたが、オーケストラのパイプオルガンの演奏を、綺麗に音が響くホールでじっくり聞いて楽しむ事ができた。この会場でまたシンフォニーを聴きたいですね。