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初音ミクシンフォニー 2018-2019 大阪公演に行ってきました

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大阪・オリックス劇場で開催された、初音ミクシンフォニー2018-2019大阪公演に行ってきました。パシフィコ横浜国立大ホールで開催された東京公演は見に行きましたが、オーケストラの生演奏が聴きたいのと、PAを通さないオーケストラの生音が堪能できるということで行ってきました。

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オープニングは「39」。今回のミクシンフォニー初披露曲。東京公演でも聴いた曲だけど、さっそく感激する。

演奏後にミクさんがMCで登場。ステージ後方の大きなスクリーンと、ステージ横の縦長ディスプレイに登場して挨拶や曲の紹介。巡音ルカ10周年メドレーの前に、ルカさんも登場した。

巡音ルカ10周年メドレーは、「Just Be Friends」「ダブルラリアット」「ルカルカ☆ナイトフィーバー」といったルカさんが歌う名曲をオーケストラで演奏。素晴らしい。

そして、ジミーサムPが書き下ろした新曲「メモリ」は、感動的なバラード。喉が涸れるまで歌うという歌詞にジーンと来た。というか、泣いた。なんだか、自分が好きな「ワンダーラスト」の歌詞と重なってしまった。

演奏後のルカさんのMCでも「喉が涸れるまで歌い続けるので、よろしくお願いします」と、曲の歌詞と重ねた素敵な言葉が聞けた。

 

そして、ルカ10周年メドレーに続く、もうひとつ見どころは重音テト10周年メドレー。ミクさんの、2018年に10周年を迎えた友だちという紹介で、テトさんが登場。なんだか関西弁な発音?大阪公演だけの特別な演出だったみたい。

そして「耳のあるロボットの唄」「吉原ラメント」「おちゃめ機能」を演奏。特に「耳のあるロボットの唄」のオーケストラ演奏は素晴らしかった。歌のフレーズが繰り返し音を変えながら繰り返されるのが感動的だった。「おちゃめ機能」は重音テトの歌唱付き。オーケストラと一緒にUTAU音源が演奏されたのは初めてなのでは?

テトさんは、本編の最後の曲前のMCでミクさんルカさんと並んで挨拶してたけど、2人のお辞儀より早く顔を上げてしまって、慌ててお辞儀再開したりとか、おちゃめな動きで観客の笑いを誘っていたのは、美味しいところを持っていくテトさんらしくて微笑ましかった。

 

名曲小編成コーナーは、指揮者の栗田博文さんが、ミクシンフォニーのペンライトを持って指揮をして、演奏をしないオーケストラメンバーもペンライトを振るという、リラックスした雰囲気での演奏。観客もペンライトを振って楽しんでた。

演奏したのが「ハッピーシンセサイザ」「いーあるふぁんくらぶ」「ちがう!!!」の3曲ですが、ハピシンがルカ&GUMI、いーあるがリン&GUMI、ちがう!!!がミク&音街ウナという、原曲ではクリプトンでないインタネ社のボカロが歌う曲。オーケストラの演奏のみで歌声は無かったけど、後方のスクリーンには、雪乃たまごさんが描いた可愛らしいイラストで、GUMIさんやウナちゃんも登場。曲に合わせてぴょこぴょこ動いているのも楽しかった。

個人的には「ちがう!!!」が聴けて嬉しかった。カルロス袴田さんの曲は好きなので、オーケストラで聞けたのも嬉しいし、スクリーンにダイナミック自演ズのミクウナが映ったのも嬉しい。

 

SNOW MIKU 10周年メドレーでは、雪ミクダヨーさんも登場して観客を沸かせる。「Snow Fairy Story」「スターナイトスノウ」の後の「リバースユニバース」では、なんとナユタン星人に乗っ取られた「ダヨタン星人」ことミクダヨーさんも登場。雪ミクダヨーさんとミクダヨーさんが一緒に登場することは今まで無かったので、大阪公演だけの大きなサプライズの1つだった。雪ミクダヨーさんとミクダヨーさんは、公式で一緒に登場しても良い別個体だったのか、と妙な感想を持った私。

 

「星のカケラ」は、若い女ソリスト2人による歌声と合唱団によるコーラスも加わった演奏。初音ミクの歌声も重なっているように聞こえた。歌声が素敵な演目だった。

 

アンコールの前にミクさんがアンコールのお礼のために登場。まだ演奏されていない兄さんと姉さんの曲がありますよね、との言葉で始まったのが「卑怯戦隊うろたんだー」。オーケストラでこの曲をやるとは、なんて卑怯な!この曲好きなので、笑いながら泣いてましたよ。

 

アンコール2曲目はBUMP OF CHICKEN初音ミクと共演した「ray」という意外な選曲。この曲は、JPOPとボカロを越境した貴重な曲ではないかと感じた。BUMPが作ったJPOPの曲だけど、初音ミクと共演したことをきっかけに、その歌詞にミクさんの姿を重ねられたりもして、ボカロファンにも愛される曲になった。BUMPのライブでも演奏されたし、マジカルミライのライブでも演奏された。そして、今回のミクシンフォニーでも演奏されたのだけど、自分には全然、違和感が無いのよね。観客もみんなペンライト振ってたし。

 

アンコール最後の曲は、ふわりPが本公演のために書き下ろした「たいせつなこと」。

クリプトンボカロ6人と重音テトが歌う曲。演奏前にルカさんが、入場時に配った歌詞カードを見て歌ってくれたら嬉しいと言ったので、観客の歌声も重なり、感動的なフィナーレ。

余談だけど、曲の終わりにテープ射出演出があったのですが、座席が右端のブロックだったので、目の前で射出されたテープが中央の左方向に離れていくのを見て、あーテープが逃げていく…と少々残念な思いもしたり(笑)。

 

以上、初音ミクシンフォニー2018-2019大阪公演の感想でした。オーケストラの生演奏される数々のボカロ曲に感激しっぱなしでした。東京公演とは違う曲目や演出もあり、大阪まで遠征した甲斐がありました。

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終演後に次回のミクシンフォニーが2019年10月に横浜パシフィコであるという告知もありました。次もまた素晴らしい演奏を聴きに行きます。