LUMiデビューイベント「神楽祭2017」開催を決定
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002238637P0050001P006001P0030001
今年8月にリリースされた新しいVOCALOIDのLUMiのCG映像コンサートがあると聞いて、神楽祭2017に行ってきました。
会場は、新宿シネマートという映画館。イベントは1時間くらいで、音楽コミュニティアプリ「nana」の歌い手オーディションで選ばれた、にゃぽ。さんのリアルライブとトークが前半、LUMiのCG映像コンサートが後半、という構成でした。
リアルライブ
歌い手オーディション「LUMiうた」合格者のにゃぽ。さんが登場し、楽曲コンテスト「LUMiコン」最優秀賞の曲「泣いたピアノ」を歌いました。その後、司会者の進行で、にゃぽ。さんにオーディションに合格したときの話を聞いたり、LUMi公式曲「good night」を作詞した白濱賢吾さん、作曲したuzzyさんが登場して、曲について話を聞いたりしました。
その話の中で、司会者から「神楽祭」は今後も開催することを考えているとの発言がありました。このイベントを、若いクリエイターの発表の場とする考えがあるようです。
最後に、公式曲「good night」をにゃぽ。さんと白濱賢吾さんが歌って、リアルライブのパートは終了。
LUMiのCG映像コンサート
LUMiのCG映像コンサートは、鎌倉の海岸の映像から始まりました。物語の始まりを思わせる、少し長めのCG動画のあと、公式LUMi曲のミュージックビデオが流れました。
LUMi meets ELECTROCUTICA「Lumière(ルミエール)星屑の降る海で」、LUMi meets uzzy&白濱賢吾「good night」、koyori(電ポルP) meets LUMi「迷い子ロマンチスト」、LUMi meets AVTechNO!「Luminitium」の4曲が流れました(イベント当時を思い出して書いているので、曲の抜けや順番違いがあるかもしれません)。映像には、3DCGモデルのLUMiが登場し、歌っていました。海の中で舞うように歌っているシーンが多かったように思います。
その映像の一部は、LUMi公式が予告映像として30秒ほどの動画をYoutubeに上げています。
曲と曲の間に、ユーザーから公募した「願い」をLUMiが読み上げる一幕もありました。
ちなみに、これらのLUMi公式曲は、nanaのLUMi公式ユーザーページで聞けます。
LUMi Official⛩のプロフィール - 音楽コラボアプリ nana
nanaではシステムの制約上、90秒のショート版しか聞けませんが、今回のコンサートでは一部の曲を除いて、フルの長い版の曲が流れました。
コンサートの最後は、LUMi公式曲「夜明けの詩」をBGMに、スタッフクレジットや、LUMiコンとLUMiうたの参加者の名前がスクリーンに流れました。Twitter上に投稿されたLUMiのイラスト(LUMi公式Twitterアカウントが #るみーつ で紹介したもの)もスクリーンに映りました。
「泣いたピアノ」再び
LUMiのCG映像コンサートのあと、前半のリアルライブの時にマイクトラブルがあった事もあり、再びにゃぽ。さんが「泣いたピアノ」を歌いました。これで「神楽祭2017」は終了しました。
LUMi原画展
会場内では、LUMiのキャラクターデザインを担当した深山フギンさんが描いた、LUMiのデザインや設定を描いたイラストが展示されていました。
配布物:コミュニティマガジン「シンカイ」創刊準備号、着せ替えLUMi
参加者には、コミュニティマガジン「シンカイ」創刊準備号と「着せ替えLUMi」が配られました。
「シンカイ」には、Twitter のハッシュタグ #るみーつ で紹介されたイラスト、公募された「願い」、LUMiのデザインや物語設定、LUMiに関するTwitterのツイート紹介などが掲載されていました。
最後のページには、コミュニティマガジン「シンカイ」のミッションは、「創る」をふやす事だと書かれていました。
「着せ替えLUMi」は、透明なシートに描かれたLUMiに、シールでデフォルト衣装や制服衣装などを貼ることができるもので、着せ替え人形のように遊ぶことができました。
感想
新しくVOCALOIDに加わったLUMiがどんな子なのか、LUMiの運営はLUMiをどうしていきたいのか、それを知りたくてこのイベントに参加したのですが、その一端を感じる事ができました。
CG映像コンサートで、綺麗な海の中で舞うように周りながら歌うLUMiを見ながら、神秘的な一面と、可愛い一面のある子だなあ、と感じました。LUMIの背中にあるベニクラゲの傘や、裾の長い白い衣装がゆらゆらと動くのが印象的でした。
またLUMiの運営に関しては、トークで司会者が話していましたが、今回のイベント「神楽祭」は今後も開催して、若いクリエイターの発表の場とする考えがあるようです。またコミュニティマガジン「シンカイ」にも、「創る」をふやす事がミッションと書かれていました。
LUMiの運営は、「創る」ためのコミュニティを自ら作っていこうと考えているのかもしれません。初音ミクを発端としたボカロの創作文化は、ボカロのユーザーやファンが自発的に創作活動を行った結果だと思っています。それと同じ事を、LUMiを中心とした活動を通じて、意識的に作り、盛り上げていこうと考えているように感じました。
ボカロの創作文化は、(特に日本では)ニコ動や同人イベント、Twitterなどのコミュニティを中心に動いているように感じていますが、LUMiの運営は音楽コミュニティアプリ「nana」でコンテンストやオーディションを開催するなど、これまでと違った場所でも創作のコミュニティを作ろうとしているように見えます。
もしかしたら、それまでとは違った人達による新しい風を、ボカロの創作文化に吹き込む事になるのかもしれません。
まとめ
CG映像コンサートやLUMi原画展を通じて、新しくVOCALOIDに加わったLUMiがどんな子なのか知る事ができた気がしました。
またLUMiの運営は、このイベント「神楽祭」やコミュニティマガジン「シンカイ」を通じて、LUMiのプロモーションをしながら、クリエイター達の「創る」を増やそうとしているようです。
今後、LUMiがどう成長していくのか、ボカロにどんな新しい風を吹き込むのか、見守って行きたいと思います。