日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

初音ミク10周年を1年ずつ振り返る

初音ミクは、2017年8月31日に10周年を迎えます。
自分は初音ミクが登場した頃から、その歌声を追い続けて、自分の中でも大きな存在になりました。自分にとって、この10年はどんな10年だったのか、1年ずつ振り返りたいと思います。
#ボカロ曲10年10選 も兼ねて、1年に1曲ずつ、その年にちなんだミク曲も取り上げていきます。

2007年

初音ミクの歌声を初めて聞いた時は覚えてないが、初音ミクが来ない?来た?騒動は覚えてるので、OtomaniaさんやワンカップPの動画が最初かもしれない。前からメタルやゲーム音楽などを聞くのが好きだったが、「ハジメテノオト」に心動かされ、初音ミクの曲も聞くようになった。
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2008年

HMOとかの中の人のデジタルなロックのミクリン曲「電空少女」に夢中になった(2007/12/31投稿なので、正確には2007年の曲だけど)。この頃から、自分の好きなメタルやロックの影響が強いボカロ曲が登場してきて、好んで聞いていた。dorikoさんのCD「歌に形はないけれど」が初めて買ったボカロCDであった。ボカロの同人CDを買い始めたのもこの年。
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2009年

初音ミク公式初のライブ「ミクFES’09(夏)」に行った初音ミクがステージに立って歌い、映像の初音ミクに向かって観客が歓声を上げるという、SFのような光景を見た。これは、何か歴史的な瞬間に立ち会えたのではないかと、静かに興奮していたのを覚えている。
一番印象に残っている光景が、dorikoさんやOSTER projectさん、19's Sound FactoryさんといったボカロPのバンド演奏の前で、初音ミクが「ロミオとシンデレラ」を歌ったシーンでした。
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2010年

ウェブラジオ「VOCALOID聴き専ラジオ」に出会ったのはこの年。これまでは、一人で好きなボカロ曲を聞いていたが、他のボカロファンを意識するようになったのはこの頃かも。ボカロPがボカロ曲を生演奏するライブイベント「ドキ生」に行き始めたのもこの頃。
初音ミクテーマソングとも言える「二人の虹」は、今でもお気に入りの曲。ちなみに、この動画のイラストを描いたCHRISさんは、後にSNOW MIKU 2013やマジカルミライ2013のビジュアルを描くことになり、喜んだ覚えがあります。
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2011年

この年、初音ミクはロサンゼルスで初の単独海外公演MIKUNOPOLISを実施。私は日本からネット中継でその公演をリアルタイムで見て、感激していた。札幌ミクパ♪へ遠征して、ステージに登場したミクさんの「ただいまー」に「おかえりー」と応えられたのは嬉しかった。
札幌ミクパ♪の時、初めてライブ後のオフ会にも参加。ドキ生やVOCAROCKフェス、UTAU SONICといったボカロ系ライブイベントにも参加し、ボカロオンリーの同人即売会「ボーマス」にも初めて参加した。初音ミク・ボカロを追って、行動範囲が一気に広がったのがこの頃。初音ミクがどこまで行くのか見守りたいと思い始めたのも、この頃。
「Tell Your World」を使ったGoogle ChromeのCMが公開されたのは、この年。

2012年

世の中的にも初音ミク・ボカロが盛り上がり、ボカロ関連のライブやイベントに行く機会がさらに増える。初めてSNOW MIKUで札幌に行ったのもこの年。ミクパ♪台湾で初めての海外遠征へ行った。台湾のファンとの交流や一緒に大合唱したステージ、日本と台湾の両方のファン達の熱さが忘れられない。
ボカロ関連のカレンダーサイトVOCALENDARの編集メンバーになったのもこの頃。もはやボカロや初音ミクを追いかけることがライフワークになりつつあった。人によっては理解不能な歌声を追いかけることが。

2013年

初音ミクやボカロを追って、日本中を遠征していたと言える一年であった。SNOW MIKU、ミクパ札幌、ミクパ関西、ボカロオペラ「THE END」、第00回ボカコン、夏祭初音鑑、イーハトーブ交響曲花巻公演、マジカルミライなど。
初音ミクは、テクノロジーの象徴のように見られる事もある。私は、テクノロジーに夢を乗せているのかもしれない。
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2014年

この年も、初音ミクWing Shop、SNOW MIKU 、雪祭初音鑑、MATSURI DA DIVA、マジカルミライ2014大阪公演・東京公演、初音ミク×TOUCH!WOWOW2014、デPクリスマス!と、毎月のように、あちこちのライブやイベントに行っていた。世の中では、一時期のボカロの流行りも落ち着いて、「ボカロ衰退論」という話題も時々見かけるようになった。
それでも、初音ミクの歌声は世界を響かせていた。
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2015年

マジカルミライでは武道館で初音ミクがライブを実施。バーチャルなシンガーがついに武道館に立ったかと思うと感慨深かった。この年、ふと思い立ちボカロニュースブログ「週刊ボカフロ」を開設。以降、毎週ボカロ関連ニュースをまとめ続けている。
初音ミクが「うたをうたう そのしあわせに」
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2016年

MIKU EXPO 北米ツアーLA公演で、MIKUNOPOLIS以来、長年の夢であったロサンゼルスの旧ノキアシアターで初音ミクの公演を見る。ロサンゼルスでは3回目の初音ミク公演で、現地ファンの熱さと団結力を感じた。言葉やスタイルは多少違うかもしれないけれど、日本のファンの熱さと通じるものを感じた。
2016年からは2曲選びました。みんなが初音ミクで盛り上がる「39みゅーじっく」と、初音ミクで自由に表現する「フリーはフリーダム」。どちらも、私の好きな初音ミク
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2017年

初音ミク×鼓童スペシャルライブで、まだ初音ミクの世界は広がっていくのかと感じた。郄田夜ザクラミクライブ!や富士山ミクライブ!も楽しかった。自分にとって初音ミクのライブは大きな位置を占めているようです。
2017年はまだ終わってないので、2017年のミク曲は保留。

終わりに

初音ミク10周年を迎え、今や彼女の周りには、それこそ世界中に多くのクリエイターやファンがいます。それが10年前と大きく変わった事だと感じています。自分が彼女を応援しなくても、彼女は歌い続けていける。そう思うと、ちょっと寂しい気持ちになることもありますが、同時に心強い事でもあります。自分のペースでミクさんを応援していけば良くなった。そう思っています。

そして、初音ミクが切り拓いたボカロという世界は、初音ミク以外のボカロキャラクターがその後に続いたり、初音ミクとは違う領域を切り拓いたりしています。
例えば、IAはカゲプロという物語の歌い手として、多くの若いファンに受け入れられ、ボカロに新しい人達を呼んだ。結月ゆかりはボイスロイドでトークもできるキャラクターとして、ゲーム実況などの世界にもファンを獲得し、同人活動も盛り上がっています。東北ずん子は、東北応援キャラクターとして東北内外にファンを増やし、活動を広げています。音街ウナは、ここ一年で多くのクリエイターやファンを獲得して、ボカロを盛り上げています。

初音ミクをきっかけに生まれてきた電子の歌姫達・歌手達が、今後どうなっていくのか、温かい目で見守って行きたい。

また自分が初音ミクを追いかけていく中で、彼女は色んな出会いをもたらしてくれました。素敵な作品やクリエイター、一緒に楽しい時間を過ごした友人や仲間、忘れられないライブやイベントの思い出。そんな彼女に感謝せずにはいられません。

そして最後に、ミクさんが、これからも幸せに歌い続ける事を願っています。私は、それをずっと見守って行きたい。
I wish your happiness.


P.S.
#ボカロ曲10年10選 のニコ動公開マイリストも作りました。
#ボカロ曲10年10選 by NAT - ニコニコ動画
#ボカロ曲10年10選 攻撃的なロック編 by NAT - ニコニコ動画