日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

初音ミクLA公演「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」のニコ生中継を見た

初音ミクのライブは「ミクFES」「ミクの日感謝祭」「ミクパ」と国内で何度か開催されてきたが、ついに海外でライブが開催されることになった。
『MIKUNOPOLIS 2011 in LOS ANGELES −はじめまして 初音ミクです−』
ロサンジェルスで開催される北米最大のアニメ・ゲーム展示会「ANIME EXPO 2011」でのイベントとして、7000人収容のNOKIAシアターにて、今日7/3(日)12:30(現地時間で7/2(土)20:30)からライブが開催された。
公式応援ツアーも組まれて、直前まで現地に行くか迷ったあげく見送りました。でも、ニコニコ生放送で生中継をするというので、それを見てました。1500円の有料放送でしたが、現地のロサンジェルスに行く事に比べたら安いものです。
初音ミク「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」をライブ会場から生放送♪ - 2011/07/03 12:30開始 - ニコニコ生放送

ライブ全体の感想

約90分のライブを見終わっての感想は、これにつきる。

今回のLA公演は、成功と言って問題ないでしょう。遠い異国の地で、日本語の曲による、実在しないバーチャルシンガーによるライブを開催して、果たして受け入れられるのか不安があった。でも、サイリウムやペンライトを振りながら歓声を上げる観客の姿は、本当にライブを楽しんでいたと思う。沸き上がる「ミク」コールや、曲に合わせて振られるサイリウムは、まるで日本でのライブのようだった。

ライブの基本的な構成はミクの日感謝祭と同じ。ステージ中央の透明スクリーンに3Dモデルによる初音ミク達の映像、そのバックにThe 39'sによる生演奏。演奏陣は、ドラム、ベース、ギター、キーボードのバンド構成に加え、5名前後のストリング隊という陣容。一部の楽曲では、このストリング隊が良いアレンジになっていた。演奏陣は今回も、公演中ほとんど休みなしで良い演奏をしてくれました。個人的には、ベースが結構良かったように思う。
初音ミク達の3D映像も、動きがスムーズになり、質が向上していた。今までプロジェクター1台で投影していたのを、2台に増やして、60fpsで投影できるようにしたとのこと。そしてProject DIVAで増えたコスチュームを惜しみなく使って、衣装替えの演出でも楽しませてくれました。
あと、会場の音響が良かったのは特筆しておきたい。会場の設備なのか、音響担当の技術なのか、生中継チームの技術なのか、どれが良かったのか、全部良かったのかは分からないけど、生中継中に音が悪いと感じることが皆無だった。

少し残念なのは、広いステージに初音ミク1人で寂しさを感じるシーンがあったこと。バックに他のキャラを映したり、大道具を置くなどして、広いステージの使い方に工夫が欲しいところです。
あとは、初音ミク以外のキャラクターの登場時間が少ないこと。時間の都合上難しかったのだろうけど、ミク以外のリン&レン、ルカも海外のファンに人気があるだけに、彼/彼女の登場時間をもう少し増やしても良かったかなと思う。
この辺りは、もし次回以降があるなら、改善を期待したいところです。

セットリスト

セットリストは、以下の通り(初音ミクみくより抜粋)

Project Diva desu
ワールドイズマイン
えれくとりっくえんじぇぅ
恋スルVOC@LOID
クローバー・クラブ
ぽっぴっぽー(英語)
ロミオとシンデレラ
裏表ラバーズ(英語)
・メンバー紹介(英語)
パズル
VOiCE
1/6
moon
初音ミクの消失
右肩の蝶
炉心融解
Just Be Friends
ワールズエンド・ダンスホール(英語)
from Y to Y
サイハテ
ファインダー(DSLR remix・re:edit)
SPiCa
・アンコール
愛言葉
StargazeR
ハジメテノオト

基本はミクの日感謝祭準拠の、往年の名曲揃いなセットリスト。個人的には、メンバー紹介後の「パズル」〜「初音ミクの消失」の流れと、「SPiCa」からアンコール3曲の流れが良かった。最後の「ハジメテノオト」はストリング主体のアレンジで、感動的な演奏となった。