日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

VOCAROCK festival 2011

http://www.vocarock.jp/fes/
VOCALOIDを使ったロックをVOCAROCKと呼ぶのですが、そのVOCAROCKのアーティストが出演する音楽フェスティバルVOCAROCK festival 2011に行ってきました。

2010年12月に発売されたVOCAROCKコンピレーションアルバム「VOCAROCK collection feat. 初音ミク」に楽曲を提供したアーティストを中心に、総勢6バンドによる4時間超のライブイベントでした。元々はボカロ曲とは言え、このライブでは初音ミクなどのVOCALOIDではなく、人間のボーカルが歌ったので、普通のロックフェスティバルな感じでした。
以下、出演バンド毎に簡単な感想など。

ゆよゆっぺバンド

ゆよゆっぺひろたん、APG550、←P、tetoの4名によるバンド。ゆよゆっぺ本人がボーカル。「Lost Story」や「Hope」などを演奏。
スクリーモやハードコア系の激しいサウンドで暴れ回ってました。よく見えなかったけど、どうやら最前列ではモッシュが起きてたみたい。

et nu

ナノウ、町屋、地味侍(-nim-)、安定型アンパンマン、ルシュカの5名によるバンド。「It's not World's end」「ハロ/ハワユ」「うたうたいのうた」「サクラノ前夜」などを演奏。
演奏陣が名手揃いでした。特に、ドラムとベースは安定したグルーブを作っていて素晴らしかった。
ボーカルのナノウさんは、声の調子が良くなかったみたいだけど、歌詞通り声をからしながら歌った「うたうたいのうた」にはジーンときた。

SOSOSO-TRIBE feat.Lilith

LilithSawaNosuke、Sososo、Duffの4名によるバンド。「Looking for」「千年一夜の夢」「Next Stage」などを演奏。艶やかな衣装を身にまとった女性ボーカルのLilithさんが華やかでした。
そそそPは、ロック寄りというより、シンセを多用するJ-POP寄りのサウンドスタイルの人で、今回の出演バンドの中では異色な感じ。ロック寄りの「Looking for」が、そそそPの中でも異色な作品だし。でも、それがまた今回のイベントで良いスパイスになった気がする。最後の曲に、そそそPらしい「Next Stage」を持ってきたけど、それもまた良いと思った。

NO LEAF CLOVER

KEI、krow-work、イナバ、万里の4名によるバンド。「タワー」「プレゼント」「ユートピア」「ピエロ」などを演奏。
ライブ慣れている感じで、観客をうまく巻き込んで、観客に歌わせたり腕を振らせたりして、熱いステージになりました。私も一番前4列目くらいで一緒に腕振って、盛り上がって楽しかった。
KEIさんは明日が誕生日ということで「プレゼント」を歌いました。

monoral in the stereo

whoo、yuxuki(そらいろくらぶ)、maquao(そらいろくらぶ)、K、とわな、10日P、ちびたの7名によるバンド。「Parades」「音のない部屋の中で」などを演奏。
今までのフロアの空気を一変させる、落ち着いた清涼感のあるサウンドだった。NO LEAF CLOVERで汗をかいた私には、良いクールダウン。女性ボーカル2人で、一方がメインボーカルで、もう一方がコーラスというのも個性的。
曲をたくさん聞いてもらおうという意図があったのか、MCは一切なしで、曲を次々と演奏。それはそれで潔いけど、メンバー紹介もないというのが少し残念だった。

あらいやかしこ

梨本うい、KMT、taroOの3名によるバンド。「ペテン師が笑う頃に」「くたばれPTA」「死にたがり」などを演奏。
ドラム、ベース、ボーカル兼ギターの3ピースバンドなんだけど、音の勢いが他のバンドに負けてない。原始的なロックの衝動を感じる、勢いのあるサウンド。上に挙げた曲では、最前列の中央が当然のようにモッシュになっていた。どうやらこのイベント、ライブ慣れした観客が多いようだ。
あと、梨本さんとtaroOさんのMCが漫才風味で面白かった。「フロント2人がモテないのは誰のせいだ」「俺はPTAのせいだと思う」→くたばれPTAを演奏→「やっぱりPTAは関係ないと思う」こんな感じのMCが最高だった。

DJ

バンド交代の間や開演前、八王子Pとbakerの2名がDJをして曲を流していました。
ボカロ曲だけでなく、純粋なクラブミュージック系の曲も流してました。DJブース前で踊っている人が現れたりして、ちょっとしたダンスフロアな雰囲気も。

まとめ

以上、開演17時から21時まで約4時間超、出演6バンド、バンド交代中にDJ2名と、密度の濃い音楽フェスティバルでした。途中で飽きることなく集中して楽しめた。
どの出演バンドもその個性を発揮していたし、バンド交代中のDJも良かったし、音楽フェスティバルとして、良いコンテンツが揃っていた。ボカロ好きとしても音楽好きとしても、本当に楽しかった。
次回があるかどうか分からないけど、もしあるなら是非今度も行きたいな。