日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

第6回ドキッ☆ボカロ曲だらけの生ライブ〜Pもあるよ〜に行ってきた

VOCALOID曲オンリーなライブイベント「第6回ドキッ☆ボカロ曲だらけの生ライブ〜Pもあるよ〜」(以降、ドキ生と省略)に行ってきました。ドキ生には初めて行ったのですが、想像以上に楽しいイベントでした。特に今回は、出演バンドが豪華ということもあったかもしれません。
以下、出演バンドごとに感想など。

オープニング

開演前のステージでは、bakerによるDJと三重の人によるVJで、ボカロ曲が流れていました。ライブが始まる前からテンションが上がりました。

ユリシマ

最初のステージは、ジミーサムP率いるバンド、ユリシマ。まだバンド結成間もないせいか、ステージ慣れしていないのか、MCも含めてちょっと固さを感じたけど、ジミーサムPの良曲を楽しめるステージになっていました。
セットリストの最後の3曲に、Yさん三部作と呼ばれているジミーサムPの「Calc.」「Pierrot」「from Y to Y」を持ってくるあたりが良かった。「from Y to Y」はジミーサムP本人が歌うというサプライズも。

(・ωW)バンド (ナノウバンド)

続いて、ほえほえPことナノウ率いるバンド。ほえほえPのちょっと掠れたようなボーカルが魅力的で、バックの演奏陣も安定していて、安心して聞けた。
まさかのwowaka氏の「ローリンガール」のカバーで会場が盛り上がり、古川Pの「グリグリメガネと月光蟲」カバーに聴き入った。ドラマチックな「文学少年の憂鬱」「サクラノ前夜」も素晴らしい演奏で感激した。

拝郷メイコ

この日のスペシャルゲストは、VOCALOIDMEIKOの中の人こと、拝郷メイコVOCALOID界隈とは関係なく、プロのシンガーソングライターとして活動している人ということで、ボカロ曲以外のオリジナル曲中心のセットリスト。
最初の曲は、古川Pの「Alice」カバーでちょっとしたサプライズ。その後は、本人のオリジナル曲が続いた。ボカロ曲じゃない知らない曲ということでちょっと不安だったけど、良い声とメロディの曲で楽しめた。VOCALOIDMEIKOとは違う声だと感じました。おそらくMEIKOの曲をカバーしても、全然違って聞こえるのだろうな。アップテンポなノリの良い曲もあって、会場から手拍子が始まったりと、会場の反応も良かった。
拝郷メイコさんは、お茶目でノリが良いお姉さんという感じの方でした。MEIKOのシンボルカラーである赤のTシャツを着てきたり、ワンカップ酒をステージの上に用意したりと、会場を楽しませてくれました。

AGOBOT

アゴアニキ率いるバンドAGOBOTは、アゴアニキの妹ヒトミさんがボーカル。アゴアニキさんの歌は、ノリが良くて、歌詞が共感を呼ぶ曲が多いので、ライブでの観客の反応が良い。アゴアニキさんがアルコール入ってて、曲が終わるたびに疲れた様子で、息が荒いままMCをするのが可笑しかった。
個人的には、お気に入りの「ダブルラリアット」で、上に上げた拳を曲に合わせてクルクル回すのが楽しかった。最後の曲の「よっこらせっくす」では、アゴアニキさんがふんどし姿で演奏してました。

アトランタ☆デッドボールズ

最後は、デッドボールP率いるバンド。最初の曲は「椿の花」で、これにはいきなりノックアウトされた。デPの曲は、歌詞はアレだが、曲の方はかなりテクニカルだと思う。それを難なく弾いてしまう演奏陣が素晴らしかった。あと、アレな歌詞と高音で歌うのが難しい曲も、ボーカルのJUNCAさんは歌いきっていた所が素晴らしい。「私は人間じゃないから」を人間のJUNCAさんが歌うのは、複雑な気持ちで聞いてたけど。
デPは終始楽しそうに演奏してたのが印象に残っている。無駄にノリノリで体を動かして、必要以上に疲れていた感じでもあったけど、それもご愛敬。
メンバー紹介で、ベースのツツミさんを紹介するデPの話が興味深かった。デPとフュージョンバンドで長年一緒に活動しているツツミさんは、一般的なエレキベースの4弦より多い弦のものを使っていて、普通より低い音も出せる。デPの曲のベースはツツミさんの出せる音を基本にしているので、4弦ベースだと演奏が難しいとの話だった。それを聞いて思ったけど、デPの曲ってジャンル的にはテクニカルなフュージョンと呼ぶのがしっくり来るんじゃないだろうか。
アンコールでは「曽根崎心中」を演奏。この曲は完全にメロディックスピードメタルな曲調なので、普通にヘドバンしそうになりました。会場内にもヘドバンしている人がちらほら。

物販

ライブ終了後の物販では、拝郷メイコさんのCDを購入。本人にジャケットにサインを書いてもらって、握手してもらいました。これは嬉しい。
他の出演者の方も、物販コーナーにいたり、サインしたりしてました。ライブ中もステージ転換時にバーカウンターに行くと、普通に出演者がいたりして、出演者と参加者の距離が近いイベントだな、と思いました。

全体の感想

というわけで、初めて参加したドキ生、とても楽しかったです。お気に入りのボカロ曲の生演奏を、ボカロ曲の作者が率いる演奏陣と、ボカロ曲が好きな観客と一緒に楽しむ。そういう場でした。
個人的には、特に演奏レベルが高かったナノウバンドとアトランタ☆デッドボールズが良かった。ほえほえPやデッドボールPの曲も好きなので、またこの2バンドのライブを聴く機会があるなら、ぜひ行きたいと思いました。
次回のドキ生は、来年1月にあるとの告知がライブ終了後にありました。よほど曲を知らないボカロPばかりでない限り、次回もボカロ曲の生演奏を楽しみに行きたいと思う。