日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

ANTHEM25周年プロローグ3公演に行ってきた

http://clubcitta.co.jp/001/25th-anniversary/
7月からのANTHEM25周年ツアーの前哨戦とも言える、ANTHEMプロローグ3公演を見に、川崎クラブチッタまで行ってきました。
かつてANTHEMに在籍していたメンバーが参加している3バンド、 DEADCLAW、THE POWERNUDE、TYOを特別ゲストに迎え、ANTHEMを加えた計4バンドが順番に演奏する形式のライブでした。音楽的には、いずれもHR/HMの範疇に入りますが、それぞれ少しずつ方向性が違うので、なんだか音楽フェスに参加しているような感じでもありました。
ANTHEM以外の3バンドは初めて曲を聞くバンドばかりでしたが、それぞれのバンドらしさの出た良いステージでした。もちろん、ANTHEMのステージもいつものように最高でした。
以下、バンド毎に感想など。

DEADCLAW

元ANTHEMのギター福田洋也が参加するバンド。スラッシュな疾走曲でひたすら攻めて、演奏も良かった。
私は悪くないと思ったが、私の周りの反応がいまいち盛り上がりに欠けた印象。メロディックなANTHEMのサウンドと比べると、違いが大きいのかな・・・。曲に合わせてヘドバンして楽しんでいる人も結構いたけどね。

THE POWERNUDE

元ANTHEMのボーカル森川之雄が参加するバンド。音楽的には、ハードロックもしくはロックンロールという感じで、私は結構気に入った。
やっぱり森川のボーカルは存在感がある。元ANTHEMのフロントマンだけあって「ANTHEMファンはこんなもんじゃねぇだろ」とか、観客の煽り方もうまい。

TYO

元ANTHEMのボーカル前田"TONY"敏仁とドラム大内"MAD"貴雅が参加するバンド。TONYのどこかクネクネした感じのボーカルと振る舞いで、奇妙な色気のあるロックンロールという印象。良くも悪くもキャラの濃いバンドでした。

ANTHEM

そして本日の主役ANTHEM。オープニングの「Black Empire」から、一気に観客がヒートアップ。
セットリストは、再結成後のアルバムと坂本英三が抜ける前のアルバム「TIGHTROPE」「BOUND TO BREAK」からの曲が中心。今のメンバーでの曲で勝負、という意気込みを感じた。
あと、「Heat Of The Night」での火柱演出がすごかった。今までもANTHEMのライブで何度か使ってたけど、曲のオープニングかエンディングで火柱が上がる事が多かった。でも今回は、火柱が上がるなかサビを歌ったり、連続して火柱が上がったりと、以前より迫力が増してた。
同曲のPVでも火柱演出があったけど、それを思い出した。

アンコール

そしてアンコールは、歴代メンバーの福田洋也、森川之雄、TONY、MADの4人と現メンバー4人の、合計8名による「STEELER」演奏!
これは嬉しいサプライズ。英三、森川、TONYの3名が一緒に歌って、清水と福田のツインギターですよ。MADはドラムじゃなくてコーラス参加だったけど、この歴代メンバーと現メンバーを混ぜた総勢8名による演奏は、ここでしか見られない。この演奏が見られただけで、今日はもう十分だ、というくらいの感動を覚えた。


公演終了後は、物販でTHE POWERNUDEのアルバムと、7月の25周年ツアーの川崎公演チケットを買って帰ってきました。


セットリストは、こちらに良いまとめがあります。
http://anthem25.metalalerts.com/2010/04/10/%E3%80%8C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B03%E3%80%8D%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88-20100410-at-club-citta/
特別ゲストの3バンドは、元ANTHEMメンバーでANTHEMの曲を演奏することなく、自分達の曲でセットリストを組んでいた。ANTHEMも、現メンバーや坂本在籍時の曲でセットリストを組んでいた。どのバンドも、そのバンド本来の姿で勝負したステージで素晴らしかった。

というわけで、ANTHEMプロローグ3公演を楽しんできました。7月からの25周年ツアーも楽しみだ。