日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

Primal Fearの新作を聴いた

買って聴いてみました。
これまで制作してきた中でも最高のクォリティという、マット・シナーのコメントも納得のデキ。正統派ヘビーメタルの王道を、素晴らしい作曲能力と演奏能力で突っ走っています。感覚としては、『ニュークリア・ファイア』のパワーと『セヴン・シールズ』の巧さを足した感じのアルバムという印象。
メロディーは良いし、ラルフのボーカルは冴え渡ってるし、サウンドは重くてグルーブ感はあるし、ギターはカッコ良くうなったり、リフを刻んだりするし、素晴らしい正統派メタルを聞かせてくれる。
曲の方も捨て曲なしで、バラエティに富み、ワンパターンに陥ることもない。新たに加入したギタリストのマグナス・カールソンが曲作りに良い影響を与えているようだ。
イントロあとの「Riding The Eagle」は典型的なメタルアンセムで、ライブでコーラスが盛り上がりそうだし、「Six Times Dead」はヘビーなグルーブ感が良いミドルチューン。「The Exorcist」は激しく疾走感のあるスピードチューンでお気に入り。最後は、ラルフだけでなく、マット、へニー、マグナスの4人がボーカルを担当する、感動的なバラード「Hands Of Time」で閉める。
このアルバムは、今のPrimal Fearの力を出し切った会心作ではないだろうか。まだ予定は決まっていないようだが、このアルバムに伴う来日ライブが今から楽しみ。