- アーティスト: doriko feat.初音ミク
- 出版社/メーカー: Indies Label =music=
- 発売日: 2009/03/25
- メディア: CD
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耳に残る魅力的なメロディと、どこか切なくて優しい歌詞、後半に必ず盛り上がる曲展開と、まるで良い曲のお手本のような曲ばかり。曲自体の魅力で、何度も聞き込みたくなる。
収録曲の感想を簡単に。
「ぶちぬけ!2009!」は、昨年ニコニコ動画で公開された「ぶちぬけ!2008!」と同じ曲。さすがに年は変えているけど、歌詞はほぼ一緒。
「G-A-M-E」は新曲で、歌詞は別の人が書いたものということで、dorikoさんにしては珍しいダークな感じの曲。
「Winter Alice」は切なく透明感のあるサウンドと、躍動感のあるドラムやギターの組み合わせがお気に入り。
「歌に形はないけれど」や「letter song」はお気に入りの名バラード。ちなみにアルバムタイトルの『unformed』は、日本語で「定まった形のないもの」の意味。「歌に形はないけれど」の歌詞から取ったのだろうな。
最後には隠しトラックの「さいたま・さいた」を収録。3分以上の無音のあとに突然始まるのでビックリした。まぁ、これはお遊びということで。
今までにメジャー発売された初音ミク関連アルバムの中で、最も一般受けしそうなアルバムじゃないかと私は思っている。でも、私の今までの音楽遍歴の経験上、こういう純粋に曲の良さで勝負する正統派の作品は、なぜか売れなかったり、あまり注目されなかったりする事が多いんだよなぁ。良い曲を書くアーティストには、もっとスポットライトがあたって欲しいと、いつも思うのだけど。
と書いてから確認してみたら、オリコンの3/24付けのアルバムデイリーランキングで12位。おお、健闘している。これは嬉しい。