日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

jdkバンド大忘年会ライブ2008に行ってきた

日本ファルコムゲーム音楽を演奏するバンド、jdkバンドのライブに行ってきました。会場は、秋葉原CLUB GOODMAN。新生jdkバンドが初めてライブした場所でもあります。
いつものとおり、とりとめもなくライブレポートをがーっと書き連ねます。
私は昼の部に参加だったので、ちょうど開場14時頃に会場に到着。既に観客が入り口前にたくさん集まっていました。ほどなく、整理番号順に入場が始まる。私は150番台だったので、しばらく外で待たされることに。

入場するときに、チケットと引き替えに色々渡される。空の軌跡のマウスパッドとパンフレットとサイリウムが渡された。マウスパッドは、ロレントの時計台の前にエステルやヨシュア達が並ぶイラストで、多分3rdのパッケージ絵を書いた人のイラストじゃないかな。パンフレットは、会場ではすぐに鞄の中に入れちゃったけど、帰ってから見てみたら、今日のライブでボーカルをやった小寺可南子さんが参加している3人組ポップスユニットSWEET DUB'O-STANDARDの紹介パンフレットでした。へー、こういう活動もしているのね。で、渡されたサイリウムですが、私、これ使ったことないんですよ。どうやったら光るのか分からないけど、とりあえずポケットに入れて、すぐに取り出せるように準備だけはしておく。

そして会場に入るが、やはり人で一杯で狭い。ステージ向かって左側の壁にステージが映るテレビがかけられているあたりに陣取る。暑くなりそうなので、着てきたコートは脱いで片手で持ったが、片手しか自由が効かないのはつらい。コートや荷物を預けられるクロークかロッカーが欲しいところだが、この会場にはないみたい。

ファルコムゲーム音楽が流れる会場でしばらく待っていると、公演時間になり、照明が落ちる。曲のイントロが流れるなか、jdkバンドのメンバーが登場。最初はボーカル以外の全メンバーで演奏。曲はなんだったけなぁ、どうしても思い出せない(苦笑)。ただ、アップテンポな曲で、一気に観客がヒートアップしたのは確か。

曲が終わると、ボーカルの小寺可南子さんが登場。少しMCをしたあと、熱いインスト2曲やるよー、となる予定が、ちょっとしたハプニング発生。ギターのKさんの弦が切れてしまったので、張り直すとのこと。というわけでしばらくMCで場をもたせる。小寺さんが弦切れたことない?と聞いたら、バイオリンの水谷美月さんは切れそうになる前に交換すると答えたり、Kさんが弦を張り直し終わったら、調律するためにミの音を出したり、とか色々しているうちに準備完了。

そしてインスト曲の演奏が始まる。曲は、空の軌跡からボス戦の2曲。もうこの時点で、かなり盛り上がって熱くなる。

ボス戦2曲で熱くなったあとは、バラード2曲「星の在り処」「空を見上げて」で小寺さんのボーカルを堪能。ここで私はサイリウムを使おうと、勢いよく振ったり曲げたりしているうちに、中の透明カプセルみたいのがパチンと割れて、なんとか光らせることができた。で、まわりの観客と一緒に頭の上でゆっくり揺らしてみたり。それにしても、小寺さんのボーカルは情感たっぷりで良かった。涙腺に来るものがありました。
空の軌跡の曲以外にも、Vantage MasterやZweii2の曲とか、こんどPSPで出るBrandishのデモムービーで使われている曲とかも演奏してくれました。Brandishの曲はソロが格好良かった。サントラが出たら買おうっと。

今回の演奏は、水谷さんのバイオリンもよく聞こえて、ギター2つとバイオリンの音がうまくハーモニーを奏でていたのが良かった。Kさんはメロウなギター担当、Masakiさんは速弾きのギター担当という感じで、それぞれの個性が見えたのも良かった。龍山一平さんのキーボードは音がやや奥に引っ込んでいて、ソロ以外ではあまり聞こえなかったのが残念。okajiさんのドラムはパワフルだったし、龍山文平さんのベースはあまり目立たなかったけど、所々で良いフレーズが聞けた。

あと、イース6のOP曲のボーカルアレンジ「RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN 〜I'm here for you」もやってくれました。このボーカルアレンジはお気に入りだし、小寺さんがボーカルという貴重な演奏が聞けて嬉しかった。

最後は「Cry for me, cry for you」でサビを大合唱して一端閉める。会場はもちろんすぐにアンコールで「JDK」コール。まぁ、小寺さんがMCで、次の曲で「一応」最後みたいな微妙な言い方してたから、アンコールを用意しているのがバレバレだったんですが・・・(笑)
アンコールは3曲やって、最後は「銀の意志 金の翼」で締めでした。最後の最後まで、盛り上がりました。空の軌跡中心の選曲でも、この曲をアンコールに持ってこれるあたり、このシリーズの曲は本当に良曲揃いだよなぁ。

以上、約1時間半におよぶライブでした。途中バラードを挟んだりしたけど、アップテンポな曲が多いし、演奏も熱かったし、観客も盛り上がったりで、息つく暇もないほど熱いライブでした。ライブ中、ずっと片手にコート持ってたんですが、持ってない方の手は腕振り上げたり、サイリウム振ったりで、疲れて休む以外は、休む暇がありませんでした。

前回のライブから、バンドメンバーがほとんど一新されてしまったので、ライブ前は不安もあったのですが、それは杞憂でした。このライブに集まる観客達はファルコムのゲームや楽曲が好きで、好きな曲でライブを盛り上げようという思いのある人達ばかりなので、演奏がしっかりできるメンバーであれば、楽曲の魅力もあるし、十分盛り上がるライブになるんですね。
とはいえ、何人か固定メンバーとして継続的に参加して欲しいかな。今回は小寺さんがそういう役割だったけど、他にも何人か欲しいというのが、正直なところ。
希望ついでに苦言まで言ってしまうと、やはり会場が狭いのはつらい。会場のキャパシティぎりぎりまで人を入れるのは避けて欲しい。私のように、ロックバンドのライブでオールスタンディングは何度も経験している人ならそれでも大丈夫なのだろうけど、ゲーム音楽のライブには、そういうオールスタンディングに慣れていない観客も少なくないと思う。そういう人には、あのギュウギュウ詰めで、ほとんど動けないような会場はつらいんじゃないだろうか。実際、ライブ中に気分が悪くなって、まわりの人に抱きかかえられるようにして外に出た女性がいたのを見かけたしね。出来る限り多くの観客を参加させたいという気持ちは理解できるけど、観客の安全を確保するのも、ライブ運営者の重要な仕事だと思います。

というわけで、次回はもう少し広い会場でやるべきでしょう。それだけの集客力は期待できると思うし。観客数が少なくて予算的に厳しいなら、ライブ録音もしくはライブ映像を販売するのもありかと。多少、音質や画質が悪くても、妥当な値段設定であれば、ファンなら買うんじゃないかな。と、ファルコムのことを思って意見しているフリをしつつ、実際にはどれも私の希望なんですけどね(苦笑)

まぁ、次回のライブの方は、春頃にできると良いねみたいなことを小寺さんがMCで言っていたので、実際にそうなることを期待したいです。好きな曲を良い演奏で楽しめるライブは、何回あっても行きたいものだし、今回は空の軌跡の曲が中心だったので、今回はあまりやらなかったYsの曲とか、今度出るBrandishの曲とかで、また別のセットリスト組めますしね。

そんなこんなで、熱く盛り上がれて、楽しいライブでした。次回のライブにも期待です。