日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

LAST AUTUMN'S DREAMとMASTERPLANの東京公演

LAST AUTUMN'S DREAMとMASTERPLANのカップリングツアー、6/13の渋谷クラブクアトロに行ってきました。とりあえず、LAD最高!と叫んでおきます(笑)
セットリストもメンバーのパフォーマンスも完璧に近かった、と言っても言い過ぎではないと思う。とにかく、素晴らしい演奏を聞かせてもらった、という満足感で一杯です。
MASTERPLANの方は、個人的にはセットリストがちょっとイマイチに感じた。私の期待していた曲がことごとく入っていなくて、終わったときには不完全燃焼気味でした。とりあえず、ドラムのマイク・テラーナが目立っていた、と言っておこう(笑)

本当はじっくりライブの感想を書いておきたいところだけど、明日も仕事だし、あまり時間もないので、きれいにまとめずにひたすら書きつらねておきます。


今回のカップリング公演、最初はLADでした。ボーカルのミカエル・アーランドソンは肩にかけるタイプのキーボードを抱えて登場。オープニングは新作アルバムと同じく "For The Young And The Wild" から。次は、確か "After Tomorrow's Gone" だったかな。ここで、ちょっとしたサプライズが。次の曲は、ギターのアンディ・マレツェクが以前在籍していた FAIR WARNING の "The Heat Of Emotion" で、会場もどよめく。ミカエルはちょっと高音部がつらそうだったかな。彼はハイトーンで勝負するタイプのシンガーではないしね。
その次は、ミカエル一人で備え付けのピアノ(キーボードだけど)を弾きながら "Echoes From The Past" を歌う。ミカエルの美声を堪能したところで、そのまま "Love To Go" のオープニングをピアノで弾き始める。おお、なかなか良い繋ぎだ。
その後、ベースのマルセル・ヤコブとドラムのジェイミー・ボーガーのソロタイムもあった。ミカエルが最高のリズムセッションプレイヤーだとか、そんな紹介をしていたが、まさにその通りのプレイを聴かせてくれた。それにしてもこの2人、ソロタイムだけでなく、それ以外の演奏でも本当に楽しそうに演奏しているのが印象に残った。マルセルはサングラスかけているので、目の表情はうかがえないのだけど、口元が笑顔なんだよね。
アンディ・マレツェクも、素晴らしくエモーショナルなギタープレイを聴かせてくれた。彼の性格なのか、あまり前に出てギタープレイをアピールすることはないのだけど、感情のこもったギターソロは、その演奏だけで十分に華がある。
ミカエルのボーカルも安定していて、あのハスキーボイスを十分に堪能できた。ほんと、このバンドは名プレイヤー揃いだわ。
セットリストも躍動感のあるロック曲が中心で、会場も盛り上がった。バラードの方も、先の "Echoes From The Past" に加え、"Rock'n Roll Is Saving My Soul" という名曲を持ってきてくれた。私はこの曲を期待していたので嬉しかった。コーラスの「Rock'n roll is saving my soul」の箇所は、観客合わせて大合唱ですよ。感動的な盛り上がりに、ちょっと涙腺に熱いものが込み上げてきました。
最後の曲は "Again And Again" という、これまた1stアルバムからの名曲を持ってくる。大いに盛り上がったところで、メンバーが退場。ステージでは次のMASTERPLANのための準備がすぐに始まり、残念ながらアンコールはなし。


30分くらい待って、MASTERPLANのステージが始まる。ギターのローランド・グラポウは、アンプの陰に隠れては現れるというお茶目な登場の仕方をしてた。
演奏の間、私はボーカルのマイク・ディメオより、ドラムのマイク・テラーナを見ている時間が長かったかも。シンバルの要塞みたいなドラムセットの後ろで、上半身裸の筋肉隆々としたマイク・テラーナが力一杯ドラムを叩いているのは、見ていて飽きない。私は、こういうパワータイプのドラマーが好きなのかもしれない。時々、というか結構頻繁に手の上でドラムスティックをくるくる回すのだけど、これは彼のクセなのだろうか。
でも、ちょっとドラムの音が大きくて、サウンドのバランスはあまり良くない印象だった。ドラムソロはそれなりに楽しめたけど、ちょっと長いかな。もう少しコンパクトにまとめても良いと思った。
セットリストの方だけど、1stアルバムからの曲が多かった気がする。"Heroes" とか "Soulburn" とかは良いんだけどね。最新アルバムの "WARRIOR'S CRY" や "MASTERPLAN"、2ndの "CRIMSON RIDER" や "FALLING SPARROW" は、どれもやってくれなかった。そして個人的に一番期待していた "Black In The Burn" はやってくれなかった(涙)。
ギターのローランド・グラポウを始め、ステージ上のメンバーがそれぞれ楽しそうに演奏したり、観客にアピールしたりしているのが印象的だった。なんか、HELLOWEENのステージの雰囲気を思い出す(笑)
演奏はそんなに悪くなかったのだけど、セットリストがね・・・。私が期待していた曲がほとんどなかったので、終わったときには「え?もう終わり?」という感じで、なんだか物足りない感じでした。


というわけで、どちらかというと、LAST AUTUMN'S DREAMの演奏の方が印象に残ったライブでした。それにしても、LADがこんなに演奏力のあるバンドだとは、私の認識が甘かったなぁ。ボーカルとギターの上手さは分かっていたつもりだったのだけれど。とにかく、LADの演奏には大満足でした。