- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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監督のサム・ダンが人類学者ということもあり、音楽的ルーツから歴史、メタルファンの特徴、宗教や悪魔崇拝との関係、訴訟によるバッシング、ファッションなどなど、色んな側面からインタビューや逸話を紹介し、メタルという文化を俯瞰しようとしています。
でも、純粋なドキュメンタリーとして見ると、メタル好きがメタルを語っているだけに見えないかも。「なぜメタルは嫌われるのか」なんて言っている割には、メタルを嫌っている側からの意見がほとんど出てこないし。
まぁ、純粋にメタル好きのためのインタビュー集だと思えば、結構面白い。大物アーティストや関係者、ファンの人達がメタルを語る様子を見ていると、やっぱりメタルは単なる音楽のいちジャンルじゃなく、その人の生き様とか信念とかも表している気がしてくる。
アーティストのインタビューも興味深い。ロニー・ジェイムス・ディオのインタビューでは、メロイックサインが元々イタリア人の祖母が魔除けのジェスチャーとして使っていたものだったと言っているし、ブルース・ディッキンソンのインタビューでは、広いコンサート会場でも一番後ろの観客に向かって歌えば、会場が親指ほどに狭く感じるなんて言っている。
特典DISCの、日本アーティストとの対談や未収録インタビューはまだ見てないので、今度見ようっと。