昨年末に新しく組み立てたPCの能力を試すのも兼ねて、Windows Vistaをインストールしてみました。
Vistaだと、今使っているアプリや周辺機器が使えなくなる恐れがあるので、今のWindows XPの環境は残したまま新しくHDDを増設して、そこに新規インストールしました。
とりあえず、使えるかどうか気になっていた以下のものは、今のところ問題なく動いてます。
- Palm DesktopとHot Sync
- BUFFALO WLI2-PCI-G54 Wireless LAN Adapter (無線LANボード)
- Vistaの標準ドライバで動作
- Creative Sound Blaster Audigy (サウンドカード)
- Vista用のドライバをメーカーのサイトからダウンロードしてインストール
- BUFFALO DH-ONE/U2 (ワンセグテレビチューナー)
- Vista用のドライバとソフトウェアをメーカーのサイトからダウンロードしてインストール
- PLANEX BT-01UDE (Bluetooth-USBアダプタ)
- Vistaの標準ドライバで動作
でも、以下のものはインストーラが「対応していないOS」とエラーを表示して、インストールすらできず。
- Panasonic SD-Jukebox 5.1 LE (SDカードプレイヤー SV-SD570V への音楽転送ソフト)
- メーカーのサイトによると、2007年3月中旬にアップデート版が出るらしい
- CD革命 Virtual 6 (仮想CDソフト)
- メーカーのサイトによると、2007年3月末発売予定の最新版を買わないと駄目らしい
SD-Jukeboxが使えないのは痛いなぁ。
しばらくは、PCを再起動してWindows XPを立ち上げないと、SDカードプレイヤーの曲が入れ替えられなくて不便。
とりあえず、1日ほど使ってみた感想。
- Windows Aeroは確かに見た目が綺麗
- ウィンドウのふちが半透明なところとか、ガラスっぽい質感は悪くない
- ウィンドウ切り替えの効果も3Dで動く。ほどほどの効果なので、うるさく感じることはない
- I/O処理のスケジューリングが良くなった(まともになったとも言う)
- 大きいファイルをコピー中に、別の操作をやっても動きがスムーズ
- ネットワーク上の存在しないホスト名を参照して、タイムアウトするまで固まることもない
- スタートメニューに検索フィールドがついた
- アプリケーションの先頭数文字を入力すれば、その文字にマッチするものが表示されるので、メューの中をあちこち探すこともない
- スタートメニューのシャットダウンメニューがデフォルトでスリープになった
- PCの電源を切る代わりにスリープさせると、電源ボタンを押してからの復帰が早い。スリープ中は電源ファンも停止するのでうるさいこともない
- その代わり、シャットダウンするまでの時間が長くなった気がする
- 何かシステムまわりの設定をするたびに警告ダイアログが出る
- サウンドの設定でMIDIの出力先が変更できなくなった
- デフォルトだと、メニューの文字サイズが大きい
- Firefoxのブックマークメニューとか、項目数が多いメニューだと画面いっぱいになって選びにくいので、ウィンドウのデザインの設定から、メニューに使うフォントをMS UI Gothicのサイズ9に変更した
- メモリ使用量が多め
- XP使ってたときは、たくさんアプリを起動しても、そう簡単にはメモリ使用量が1GBを超えなかったけど、Visataだと1GBを超えることが結構ある。私のPCのメモリが2GBあるので、贅沢にメモリをディスクキャッシュとかに使っているのか、単純にメモリの使い方が荒っぽいのか、よく分からないけれど
こんなところかな。半分遊びでVistaを入れるなら良いけど、普通に仕事とか個人で使う人がわざわざインストールする手間をかけるほどのメリットがあるかどうかは、よく分からない。まだVistaに対応できていないアプリケーションや周辺機器もあるし。まぁ、PCを買い換えるときにVistaに乗り換えるのが無難なのだろうな。
Vistaは重いという噂もあるけど、少なくとも私のPCでは、そうは感じなかった。3Dのエフェクトを多用している割には、結構軽快に動いている感じ。
でも、私のPCはスペックが高め(Intel Core2 Duo 6600 @ 2.4GHzのメモリ2GB)で、Windows エクスペリエンス インデックスの評価も5.0なので、もう少しスペックが低いマシンではどうなるか分からないのだけど。