先日購入した携帯電話W44TについてきたBluetoothレシーバーですが、SDプレイヤーを愛用している私には、W44Tと一緒に使うこともなく、余っていた。Bluetooth対応のレシーバーなら、別のBluetooth機器からも使えるだろうと思い、PCのワイアレスヘッドフォンとして使えるか、試してみる事にした。
その前に、私のPCのBluetooth-USBアダプタは古いので、ワイアレスヘッドフォンに対応していなかった。プロファイルA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)に対応しているアダプタでないと使えない。というわけで、横浜のソフマップでA2DPに対応しているUSBアダプタを買ってきた。売っていたアダプタの中で、対応しているプロファイルが私の目的に一番合っていたので、PlanexのBT-01UDEを買った。値段は3480円。多分、ワイアレスヘッドフォンを1つ買うよりは安いはず。
何かの役に立つかもしれないので、色々やってみた結果を書いておく。
インストール
今まで使っていたUSBアダプタのドライバやツールと衝突するといけないので、全部アンインストールしてから、買ってきたBT-01UDEのドライバをインストールした。インストーラとかバージョン情報に「TOSHIBA」と表示されてたので、どうやらアダプタの中の部品とかドライバは東芝製らしい。
Bluetoothレシーバーにつなぐ(プロファイルA2DP)
W44Tから初期登録したのと同じように、Bluetoothレシーバーを接続待ちモードで電源を入れ、緑のランプが速く点滅する状態にする。そしてPCからBluetooth設定を開き、新しい接続としてBluetoothレシーバーを登録。パスキーの入力を求められるので、W44Tから初期登録するときと同じキーを入力し、接続完了。CDプレイヤーとして使っているWinampを再起動させ、CDを再生すると、Bluetoothレシーバーから音が聞こえてきた。接続成功。
音質は、普通にBGMとして音楽を聴く分には全く問題なし。よーく聴くと、無音部分でサーというホワイトノイズが小さく聞こえたり、高音部分にちょっとツヤがないように聞こえたりするけど、違いを聴き比べようとしないと(私の耳では)違いに気づかないレベル。それに、ちゃんと音楽聴きたいときには、有線のヘッドフォンかスピーカーで聴くし、これで十分。
私の環境だと、CDの音とWAVの音が混じると音が飛ぶ。CDを聴いている途中に、メール着信の音が流れると、音がブツブツと連続して途切れる。ドライバの問題だろうか。
ちょっと問題はあるが、夜とかスピーカーで音楽を聴くのは避けたいときに、ワイアレスヘッドフォンは快適。コードを気にせず部屋の中を動き回れるのは良いね。
リモコン操作する(プロファイルAVRCP)
このアダプタはプロファイルAVRCPにも対応しているので、Bluetoothレシーバーの再生、曲送りボタンも使える。でも、このアダプタのユーティリティだと、対応しているアプリケーションがWindows Media PlayerとInterVideo WinDVDだけ。ちょっとイマイチ。
携帯で撮った写真を転送する(プロファイルBIP)
これは、携帯電話とPCの間の画像転送の話。Bluetooth以外だと、USBでPCと繋ぐか、miniSDカードでデータをやりとりできるけど、結構面倒くさい。W44Tから写真を選んで、Bluetoothで転送を実行すれば、特に問題なくPCに転送できた。写真のサイズが640x480ならほぼ一瞬、それ以上のサイズでも数秒で終わる。
でも、1枚ずつしか転送できないのは面倒。複数枚選んで転送できない。転送したい写真がたくさんあるときは、USBでPCと繋いだ方が早い。