私が大学生の頃、1ヶ月くらい短期バイトをしたときに、そこの工場長が飲みの場で語ってくれた言葉。
昨日の日記を書いた時や、じゅんきさんのコメントを読んだときに思い出したので、ちょっと紹介。ずいぶん前に聞いた言葉なので、細かい言い回しは違うかもしれないけれど、その意味するところは未だに忘れられない。
人生には、黙っていても自然に決まるような運命なんてなくて、どれを選ぶか悩んで決めるもの。その工場長も今の仕事や結婚を決めるのに色々と悩んだ、といったような話を、バイト最後の日に開いてもらった送別会で聞いた。それからでしょうかね、自分の人生は自分で選んで決めるしかない、という覚悟のようなものが自分の中に芽生え始めたのは。
この短期バイトは夏休みの間だけやったもので、電気製品の梱包作業をする工場でのバイトでした。同世代の大学生や近所の主婦、歳が少し離れた兄貴と、色んな世代や立場の人のいる職場だったのだけど、それまでそういう環境で働いた経験がなかったので、良い社会勉強になりましたね。梱包のテクニックを覚えたのも良かったが、それ以上に、色んな人の意見や考え方に触れられたのが大きかった。
この「人生には運命なんてない、悩んで選択することを繰り返すだけ」という言葉は、その中で一番自分に与えた影響が大きかったもの。今の自分には「選ぶ」と同時に「選ばない」という選択も大事なようですが。