日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

RAGE「Speak Of The Dead」

スピーク・オヴ・ザ・デッド

スピーク・オヴ・ザ・デッド

ドイツのジャーマンメタルバンドRAGEの最新アルバム。
前半は随所にオーケストラを使った組曲風の曲。クラシックの要素を取り入れたハードロックという感じで、特にインストゥルメンタルの曲は、なんだかEL&Pあたりのプログレッシブロックみたいに聴こえるところも。ボーカル曲でPeavyのボーカルと歌メロを聴くと、あぁやっぱりRAGEだと安心できるけど。
後半は現ラインナップになったアルバム「Welcome to The Other Side」以降のRAGE節が聴ける。攻撃的なサウンドに哀愁美を感じるメロディが素晴らしい。前作までに比べると、ギターサウンドのアグレッシブさが増した感じがする。ただ、飛びぬけて素晴らしい曲がないので、ちょっと物足りなさを感じるのも確か。
コーラスのメロディが印象的な「No Regrets」、攻撃的なギターが堪能できる「No Fear」、様式美を感じる「Full Moon」が、今のところお気に入り。
日本盤のボーナストラックは、Peavyが頑張って「Full Moon」の歌詞を日本語で歌う「満ちし月」。日本語の歌詞は古文的な古い言い回しになっているので、なんだか陰陽座の曲みたいに聴こえる。
色々書いたが、アルバムの随所にRAGEならではのサウンドが聴けるので、ここ最近のRAGEが好きなら聴いて損なしのアルバムだと思う。