日替わり NAT’s Champloo

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IPアドレスが足りない

報告書「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開にあたって - JPNIC (ニュースソース:「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」公開 | スラド)
インターネットでは、IPアドレスと呼ばれる番号をコンピューターに割り振ってコンピューターを識別しているが、その番号がそう遠くない足りなくなりそうだという話。昔、東京の電話番号は03-xxx-yyyyのように9桁だったが、番号が足りなくなって03-3xxx-yyyyのように10桁に変わったことがあった。それと似たような話。
今のインターネットではIPv4という規格にしたがって、0〜255の番号4つ、例えば「192.168.0.1」というIPアドレスをコンピューターに割り振っている。しかしインターネットを利用する人が増えてきたので、いつかは確実に足りなくなる。IPv6という新しい規格では、その4倍の桁数のIPアドレスを割り振るので、まず足りなくなることはない(電話番号の例だと、10桁が40桁になるのに相当)と考えられている。そこでIPv6に変えていきましょう、という事はかなり前から言われてきたことだったのだが、それが現実味を帯びてきたということなのだろうな。
長い文書なので、1章と4章、5章あたりをざっと読んでみた。いつアドレスが足りなくなるかは色々な人が予想しているが、一番早い予想で2009年、遅いもので2021年らしい。
とりあえず、一般のインターネット利用者が特に意識することはないらしい。ISP(プロバイダ)やインターネットサービス提供者、ソフトウェアがIPv6に対応していけば、一般の利用者に影響はないし、そうあるべきだと提言している。
いちソフトウェア技術者の私としては、これから開発するソフトウェアがIPv6に対応するように考えていかないといけないようだ。とはいえ、まだ環境もユーザーもIPv6も対応していない状況では、IPv6に対応したソフトウェアを作るのは、まだ時期尚早な気もする。とりあえずは、IPアドレスはピリオド( . )区切りの4つの数字だけでなく、コロン( : )区切りの8つの16進数だということを知っておくことと、IPアドレスを扱うコードは少ない箇所に集中させておいて、突然IPv6に対応するように言われても少ない手間で修正できるように、日頃から意識して設計することくらいはやっておいた方が良いのかも。
と、たまにはプロのソフトウェア技術者っぽい事を書いてみたり。