日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

DRAGONFORCE「INHUMAN RAMPAGE」

インヒューマン・ランペイジ
誰もマネできないと思えるほど強烈なスピードの演奏が売りのイギリスのメタル・バンドDRAGONFORCEの3作目。タイトル通り、人間離れした凶暴なスピードのメロディック・メタルが展開される。速いだけでなく、魅力的なメロディやギターソロも作り込まれていて、確実に前作より完成度を高めている印象。前作にない要素としては、キーボード・ソロや、6曲目の「Cry For Eternity」で聴けるクリアな音色のギター・ソロとかがある。
でも、最後のバラード曲を除けば、同じようなスピードの曲が1曲目から7曲目まで続くので、正直途中で飽きてくるのも事実。曲の途中で緩急つけたりして工夫しているようだけど、サビのメロディがやや弱いこともあり、聴いたあとに曲があまり印象に残らない。
圧倒的なスピードのメロディック・スピード・メタルという孤高のサウンドを完成させたアルバムといえる。その点では評価できるものの、スピードは行けるところまで行ってしまった感があるので、あとは曲自体の魅力を増やす方向に行かないと、今後も同じようなアルバムしか出せないのでは?という不安も感じる。