日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

STRATOVARIUS「STRATOVARIUS」

ストラトヴァリウス(初回限定盤)
バンドの中心人物の精神的な病にメンバー3人の脱退と、危機的な状態から元のメンバーが終結して再スタートしたSTRATOVARIUSの新作「STRATOVARIUS」を買ってきました。バンド名を持ってきたあたり、再スタートの意味合いが強いのだろう。
聴いた感想を一言で言えば「ヘビィにロックしてて歌メロの良いメタル」といったところか。オープニングの"Maniac Dance"は、ダンサブルな感じのあるギターリフが印象的で、このリズムが頭から離れなくなりそうな曲。"Just Carry On"はこのアルバムで数少ない様式美系の曲で、サビのコーラスが美しい。私はこの曲がお気に入り。"Back To Madness"は一転してダークな曲。最後の独白部分には、その内容の暗さもあいまってちょっとゾクッときた。"The Land Of Ice And Snow"は美しい民謡風の曲。最後の"United"はミドルテンポのオーセンティックな曲。ドラムの音がスケール感のあるサウンドになってて良い。コーラスはライブとかで大合唱になりそう。
全体的に歌メロが魅力的で、ボーカルのティモ・コティペルトが頑張ってる印象を受ける。ミドルテンポの曲が中心なので、ヨルグ・マイケルの安定したドラムも重要な役割を果たしている。
楽曲のレベルは高いと思うのだけど、問題があるとすれば、これがSTRATOVARIUSのアルバムであることかな。STRATOVARIUSお得意の様式美や疾走曲を期待してこのアルバムを聴くと、期待はずれになってしまうかもしれない。Burrn!誌の評価が煮え切らないものだったので、私はあまり期待しないで聴き始めたのが良かったのかもしれない。「ヘビィにロックしてて歌メロの良いメタル」として、結構楽しめた。