ANTHEM 20th ANNIVERSARY TOUR 2005の川崎公演に行ってきたが、行くまでが大変だった。関東を中心に震度5の地震があり、それが原因で電車が止まった。私はJRで川崎まで行くつもりだったが、駅で30分以上待っても一向に動く気配がない。京急は徐行運転で運転再開したとのアナウンスがあったので、再開の目処がつかないJRで待つよりはマシだと判断して、バスで30分近くかけて上大岡駅まで移動。その頃には割と順調に動いていたので、そのまま京急川崎駅まで乗って、会場に開演予定時刻より1時間遅れで到着。開演の方も地震の影響で1時間遅れだったみたいで、私が会場に入ったと同時にライブが始まった。前半は見逃すのを覚悟してたので、ライブの最初から見れて良かった。
最初は現ANTHEMによる演奏。今やANTHEMライブの名物となった火柱も上がりまくり。私は会場の一番後ろあたりだったのだが、そこまで熱気を感じた。
膝の手術後初めてのライブとなる本間のドラミングは、膝の不安がなくなったせいか、特にバスドラムが1年前のライブよりパワフルになって迫力が増した気がする。
途中、Rockin'f誌の表紙用にと、観客をバックにANTHEMメンバーを写真撮影する時間があった。前の方にいた人は、雑誌の表紙に顔が載るんだろうな。私は一番後ろの方なので、多分カットされるか、入っても小さくて分からないどろうけど。撮影といえば、ビデオカメラが会場のあちこちで撮影していた。そういえば、ライブのDVDを出すとかBURRN!誌のインタビュー記事に書いてあったなぁ。
15分の休憩を挟んでの第2部は、過去から現在までの曲を演奏してANTHEMの歴史を振り返るという趣旨のもの。ANTHEM歴代メンバーを迎えて当時のラインナップで曲を演奏するので、ほとんどベストアルバムのノリ。私はANTHEMが活動休止してた頃にANTHEMを知ったので、過去のラインナップでの演奏は初めて。メンバーが入れ替わるだけで、微妙に異なるANTHEMになるのが面白い。
アンコールは2回。2回目には、現メンバーと歴代メンバーの総勢8人(!)による演奏。こんな演奏、このライブでしか見れないすごく貴重な演奏。英三と森川のツインボーカルに福田と中間と清水のトリプルギターで、音の迫力もいつもの2倍以上。さすがにドラムは1曲ごとに大内と本間が交代で演奏してたけど。もちろんベースは柴田直人ただ1人。考えてみると、他のパートは少なくとも1回は交代してるけど、柴田は交代もせずに3時間ずっと1人でベースを演奏。途中で1回休憩が入るとは言え、結構大変かも。そして、この総勢8人で演奏するのは、ANTHEMライブで必須のあの曲。観客も最高に盛り上がる。
こうして、ANTHEM20周年のライブも終了。終了後も、3回目の再登場を期待したファンがANTHEMコールを続けていたが、この後に深夜公演があるので退場して下さいとのアナウンスで、あえなく解散。私も期待してたのだけど、残念。
3時間超のライブだけど、歴代メンバーの演奏は聴けたし、ライブでは珍しい曲も聴けたし、中身は非常に濃かった。ただ、英三の言葉を借りれば、3時間「好きなだけ首を振って」たので、かなり疲れた。腕も振り上げまくってたので、筋肉痛は確定だな。首は筋肉痛になるのかな?