日替わり NAT’s Champloo

音楽やライブ(HM/HRやボカロなど)、旅行など、ごちゃっとした日記

優秀な技術者とは?

やねうらおさんのBlogにうっかりトラックバックしてしまったもんだから、なんかアクセス数がやけに多い。こんな駄文で申し訳ない限り。ついでに、少しid:NAT:20050109の補足をば。
私の職場には優秀な技術者が集まっていると書いたが、入社4年目の私から見てレベルが違うという意味の「優秀」なので、この業界全体の平均と比べて優秀なのかどうかは分からない。他の会社の技術者が集まるような場に行ったことはあまりないし。
どちらかというと、純粋なコーディングや設計の技術が高いというよりは、問題が山積みのときに関係者と調整する能力とか、バグを見つけるためのうまいやり方とか、過去のよく似た経験をたくさん知っているとか、能力や経験といったものを多く持っている技術者という感じかな。そう考えると、技術レベルが高い技術者というのはどういう人の事を言うのだろう。少なくとも物差しは一つではないことだけは確か。
それでも、同じ会社にいる事を誇れる技術者を少なくとも2人知っている。
1人は部長クラスの人だけど、メインフレーム全盛の頃からのベテラン技術者で、社内ではオンライントランザクションの生き字引とも呼ばれるほどの人。何回か職場の若い人向けにオンライントランザクションの講義をして頂いた事があるんだけど、崇高すぎて私にはその価値が分かりませんでした。ある先輩によると、普通なら数万円払わないと受けられない講習だとか言っていた。
もう一人は新人の頃に同じ職場にいた先輩で、非常に論理的な考え方をする人で、自分にも他人にも厳しい人だった。その人を話をするときは色々厳しい事を言われないかと、少なからず緊張したものだった。私はその先輩から「自分の担当分野で知らないことがあるのは技術者にとって恥ずかしいことだ」という事を学んだ。この事は今でも自分に大きな影響を与えていて、常日頃から情報収集したり、知らない事を勉強したりする努力を怠らないように心がけているつもりだ。今は職場が別になってしまったが、新人の頃にその先輩に出会えた事はありがたく思っている。